EU(欧州連合)ELV指令では、2002年9月に、EU市場で登録される新車(乗用車、バス=定員9名以下、トラック=3.5トン以下、3輪自動車で、 対象車輌への補給部品を含む)について、鉛、6価クロム、水銀、カドミウム(適用除外有り)の環境負荷物質を2003年7月1日以降使用を禁止する案を 採択しています。
欧州のWEEE指令とRoHS指令が調停委員会を通過、欧州議会・EU連合理事会でも最終合意されました。 廃電気電子機器(WEEE)に関する使用される特定有害物質として水銀〔Hg〕、カドミウム〔Cd〕、鉛〔Pb〕、6価クロム〔Cr6+〕、 ポリ臭化ビフェニール〔PBB〕、ペンタ臭化ジフェニルエーテル〔PentaBDE〕の6物質を分別回収しても環境リスクが残る物質として使用を制限する(RoHS)という内容。
日本の自動車メーカー及び自動車部品メーカー各社も、EU(欧州連合)ELV指令の方針に添ってそれぞれ環境負荷物質を使用しない方針を打ち出しています。 これは、一部先進的な企業のみで、一般的には未着手の状況です。
日本のものづくりのリーディングカンパニーである本田技研とキャノンがスケジュールを決めたことは重要です。
代替クロムめっきとして次のような技術が開発・適用されています。
中でも「3価クロムメッキ」は「6価クロムメッキ」の最有力代替技術です。
現状では、3価クロムめっきは、6価クロムめっきに比較して、究極の耐蝕性が低下していることは否めないが、 安全性、ミストの少量性、排水処理の容易さ、均一の電着性、不純物除去の容易さなど、6価クロムめっきの代替技術としての最有力候補です。
幸い、装飾用クロムメッキの分野では3価クロムメッキ浴が開発され、アメリカでは既に実用化されています。日本においては、3価クロムメッキを事業化している企業は、現段階では少なく、この分野では遅れています。
3価クロメート皮膜は、地球環境負荷物質である6価クロムを、一切含有しない防錆皮膜で、6価クロムのクロメート皮膜の代替として開発された防錆皮膜であり、 日、米、欧の自動車・部品メーカー及び関連業界による自主規制(欧州指令案、PRTR法の導入、グリーン購入)や、 環境・リサイクル問題を背景にその需要を急速に増やしつつあります。
当社は、顧客の皆様のご要望にお応えするため、設備導入をおこない、3価クロメート処理体制を確立しております。
6価および3価クロムメッキの各種試験結果表(塩水噴霧試験(SST)、大気暴露試験)を、こちらよりダウンロードできます。
「3価クロムメッキ」や「3価クロメート」をご検討中の方、お見積りの依頼をしたい方は、こちらよりお問い合わせください。 特に、実物見本が必要な方は、「3価クロムメッキ」の強度や光沢を確認できる試作品・サンプル品を製作します。料金等はお問い合わせください。