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製品・技術

フーリエ変換赤外分光分析で、異物混入クレームも迅速に原因究明!

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有機分析  /  環境 試験・分析・測定

未知物質の定性分析やプラスチック、ゴムなどの材質分析に

 

赤外顕微法等により、プラスチック、油などの有機物・高分子材料の定性・定量分析を行います。異物・変色などクレーム原因究明にご利用ください。

 

 

 

 コーエキの所有設備

 

フーリエ変換型赤外分光分析装置(ニコレーAvatar360&Continuum)

 

物質はそれぞれの分子構造によって固有の振動をしています。これに赤外線を照射すると、固有振動数と同じ周波数の赤外線を吸収します。吸収された波長から定性分析、吸収強度からは定量分析を行います。

 

測定対象

すべての有機試料(固体、液体)

特徴 高感度、高精度
試料量 20μm□以上もしくは0.1g以上
測定例
1、未知物質の定性分析
2、材質分析

 

フーリエ変換型赤外分光分析装置(ニコレーAvatar360&Continuum)フーリエ変換型赤外分光分析装置

(ニコレーAvatar360&Continuum)

  

 

 

 分析事例「透明異物」

   

1、経緯

  分析事例「透明異物」
  透明な固い異物

荷された製品中に、透明な固い異物が入っていたと消費者からクレームがついた

該当する製品を製造したメーカーに原因究明の指示が出され、弊社にて分析を行うこととなった。

異物が工程で発見されずに消費者まで達していることから、迅速な回答が求められ、弊社に異物が到着した翌日に報告することとなった。

 

 

 

2、分析経過

透明異物との連絡が入っていたことから、ガラス片や樹脂片が予想された。実体顕微鏡にて観察を行ったところ、異物の端部が白くなっており、また、針先でキズがつくことから樹脂片であると推定した。
FTIR顕微透過法により、赤外吸収スペクトルの測定を行ったところ、アクリル系の樹脂片であることが判明した。この段階で報告書を作成し、速報を提出した。
翌日、工程内で使用されているアクリル樹脂製のケースに、一部破損しているものが確認された。異物と同様に測定を行ったところ、弱い吸収まで異物と一致し、このケースの破片が混入したものと特定された。

 

 

3、報告内容

 

報告内容

 

 

 

 

 

同業他社よりも小回りの利いた分析を行います。

 
 

 

 
                   

迅速な原因究明なら

コーエキにお任せください