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第一人者が語る「日本の中小製造業・世界への飛び立ち方」<シリーズ1-①>

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 / 2015年09月24日 /  航空・宇宙

来たれ 技ある中小製造業。
拡大する世界の航空機産業へ参入するなら、今!

第一人者が語る「日本の中小製造業・世界への飛び立ち方」

<シリーズ1-①>

今、日本が直面する産業変革の大きな波に、中小製造業はいかにして乗っていくか。

次代の日本の産業界を牽引すると期待されている航空機産業に、どう参入していくか。

企業としてのより良い判断とステップアップのためには、世界規模での視点・情報・知恵を、
第一人者からタイムリーに得ることが必要不可欠です。

本コーナーでは、世界マーケットの最新動向、最新鋭技術に関する専門知識や、研究、開発、製造の各分野において豊富な経験を有するハイプロフェッショナルの方々から、
日本の中小製造業が、世界の航空機産業へ実際に参入していくための指南をいただきます。

「世界の航空機産業界からの期待に応え、日本の中小製造業はその実力を、さらに発揮すべき時です」

一般社団法人JAC新鋭の匠副理事長 坂田公夫 氏

一般社団法人JAC新鋭の匠 副理事長

株式会社超音速機事業企画 社長

SKYエアロスペース研究所 所長

航空総合技術政策フォーラム代表

坂田 公夫 氏

今回は第一弾として、約40年程前から、科学技術庁(現文部科学省)航空宇宙技術研究所
(NAL,現JAXA航空)にてジェットエンジンの研究、超音速機の研究開発に携わり、
スタンフォード大学研究員、原動機空力研究室長、次世代超音速機プロジェクトセンター長
を務め、宇宙航空研究開発機構(JAXA)基盤技術統括、理事、総合技術研究本部長兼航空
プログラムグループリーダー等を歴任され、航空機産業に関する国の政策や戦略においても、
アドバイザーとして密接に関わられている、坂田公夫氏にお話をうかがいました。

[

なぜ、航空機産業を選択するのか?

航空機産業の今後について

]

昨年(平成26年)8月、「戦略的次世代航空機研究開発ビジョン」が発表され、
国としても航空機産業が自動車産業に比肩する成長産業として位置づけられました。

Q:

航空機産業が持つ将来性や展望は、数値的にどのようなものでしょうか。

A:

日本の自動車産業は現在、世界シェア25%、47兆円規模と言われています。
対して、日本の航空機産業は、まだ世界シェア2.5%に過ぎません。
しかし、10年20年の視野を持って、とらえてみましょう。

航空機産業が、世界シェア25%47兆円規模の自動車産業を、
規模として超えると考えるのは、非現実的であろうかと思いますが、
2030年には、世界の航空機産業が、100兆円超の規模になると予想されています。

その時には日本のシェアとして15兆円超を目指したい。
現在の規模の実に9倍、シェアで6倍です。

「自動車部品は作っているが、航空機部品にチャンスはあるのか?」という感覚を持たれるかもしれませんが、自動車では3万点である部品が、航空機では300万点にも及びます。

それだけ幅広い産業の裾野が必要であり、それゆえに、日本の製造業・産業界への波及効果も期待されているのです。

[

航空機産業への参入は難しいのか?

国際認定のハードルをいかに越えるか

]

自動車産業や電気電子産業を支えてきた中小製造業が、長らく培ってきた
基礎技術力「品質」「製造技術」「納期」が、世界の航空機産業から熱望されています。

Q:

自動車業界TIER2(TIER3)サプライヤである自社は、品質や納品面で地道に
クライアントからの信頼を得てきたという自負はありますが、航空機産業特有の
認証取得の難しさがあると聞きました。このままではいけないと感じてはいますが、企業としての航空機産業業界の動向把握や情報収集も不十分な状態です。
いきなり大きな額の設備投資はできないという不安もあります。

A:

日本は、産業構造がこの半世紀から変化しつつあり、テレビ、電化製品における
日本の優位性も変わってきました。この局面を迎え、自動車産業においても、GDPの担い手としては何年続くかという懸念も出てきています。
日本の国内産業の将来への憂い、世界の航空機産業が変革しようとする時期、日本の産業構造が変わる時期、これらが重なったのがわずか数年前です。

JISQ9100NADCAPという国際認定のハードルも確かにあります。
それらは、ボーイングやエアバス等世界の先行企業が置いていったハードルと言う側面もありますが、国際基準として必要なものもあります。
その条件自体は、煩雑ではありますが、難しいことではありません。
その工場が、一定の品質基準を満たす製造が可能かどうかと言うことなのです。

認定を持つ工場と中小製造業が船団を組み、国策や行政支援という風を受けて、
世界に乗り出していく「中小企業クラスター」
という試みが、
中小製造業が取るべき策のヒントのひとつになると思います。

[

中小企業クラスターの役割とは?

国際マーケットに進出するために

]

日本の文化度や政情安定感、中小製造業に対する世界からの信頼は、絶大なものがあります。小型旅客機の大幅な増産に伴い、さらに必要となる部品製造の担い手としての期待値も高い。しかし、国際エアショーでの各国企業の動きと比べてみますと、日本の高い技術力や対応力を、しっかりとビジネスの場で伝えられるだけの経験や人材が、まだまだ不足しています。

そこで、注目したいのは、現在、日本の様々な地域において始動・活動している「中小企業クラスター」です。私たちが目指す「中小企業クラスター」は、技ある中小製造業が、航空機産業に参入するための企業集団であり、頭脳・研究・技術、育成も含めた人材、国際的な挑戦のできる経営者や経営マネジメント、世界でビジネスの話ができる国際マネージャー等の集合体と言えるものです。世界の航空機市場を知り、自社戦略を明らかにしたうえで、強みを生かして世界に出ていける、心強い連携ではないでしょうか。

─── 次回も引き続き、「中小企業クラスター」の構造と、
自社の展望と強みを明らかにした航空機業界参入へのステップについてうかがいます。

<シリーズ1-②>へ続く

中小製造業は、世界の航空機産業界を視野に入れることで、10年先、20年先の展望と、国際競争力とを得られる

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