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第一人者が語る「日本の中小製造業・世界への飛び立ち方」<シリーズ1-②>

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 / 2015年10月21日 /  航空・宇宙

来たれ 技ある中小製造業。
拡大する世界の航空機産業へ参入するなら、今!

第一人者が語る「日本の中小製造業・世界への飛び立ち方」

<シリーズ1-②>

今、日本が直面する産業変革の大きな波に、中小製造業はいかにして乗っていくか。

次代の日本の産業界を牽引すると期待されている航空機産業に、どう参入していくか。

企業としてのより良い判断とステップアップのためには、世界規模での視点・情報・知恵を、
第一人者からタイムリーに得ることが必要不可欠です。

本コーナーでは、世界マーケットの最新動向、最新鋭技術に関する専門知識や、研究、開発、製造の各分野において豊富な経験を有するハイプロフェッショナルの方々から、
日本の中小製造業が、世界の航空機産業へ実際に参入していくための指南をいただきます。

「世界の航空機産業界からの期待に応え、日本の中小製造業はその実力を、さらに発揮すべき時です」

一般社団法人JAC新鋭の匠副理事長 坂田公夫 氏

一般社団法人JAC新鋭の匠 副理事長

株式会社超音速機事業企画 社長

SKYエアロスペース研究所 所長

航空総合技術政策フォーラム代表

坂田 公夫 氏

前回に続き、約40年程前から、科学技術庁(現文部科学省)航空宇宙技術研究所
(NAL,現JAXA航空)にてジェットエンジンの研究、超音速機の研究開発に携わり、
スタンフォード大学研究員、原動機空力研究室長、次世代超音速機プロジェクトセンター長
を務め、宇宙航空研究開発機構(JAXA)基盤技術統括、理事、総合技術研究本部長兼航空
プログラムグループリーダー等を歴任され、航空機産業に関する国の政策や戦略においても、
アドバイザーとして密接に関わられている、坂田公夫氏にお話をうかがいました。

前回の内容 シリーズ1-①
  • なぜ、航空機産業を選択するのか?数値的な将来性と展望
  • 航空機産業への参入は難しいのか?認定工場との連携
  • 目指すべき中小企業クラスター
[

中小製造業が力を発揮するには?

資金、人材、海外展開、認証、設備の問題解決

]

自動車部品の100倍、300万点にも及ぶ部品数である航空機。日本の中小製造業の技術力と裾野の広さによって、航空機産業自体の高度化も期待される一方、中小製造業の参入不足が要因となり、世界市場の動きに乗り遅れ、シェアを失っていくことも懸念されます。

中小製造業が航空機産業に参入するにあたっては、企業単独では解決が難しい、研究開発の人材と資金、設備等の不足等の問題がありますが、中小製造業各社が連携し、経験と情報を共有し、自主的もしくは行政支援による活動を行う事例が出てきています。

新潟市の「NIIGATA SKY PROJECT」は、電子や医療で成長した企業が中核となり、新潟市と経済産業局の支援が加わったものです。

このプロジェクトに金属加工の地場産業等が参加し、共同加工工場を立ち上げて、エンジン部品の受注生産を実現しました。つまり、中核企業が元々持っていた製造技術が活用され、国際的にも通用する製品を生み出すに至りました。

[

自社技術が持つ可能性は?

航空機産業への展開を把握するには

]
Q:

企業単独ではなかなか解決できない認証や人材育成、国際活動、研究開発等、色々な問題を解決する導きとなる企業クラスターに興味はありますが、参加を検討する前に、自社の強みや技術が、どのように航空機産業にマッチするのか。たとえば、自動車部品で高評価を得た部品製造技術が、航空機産業においてどのような可能性を有するのかを知りたい場合は、どうしたらよいのでしょうか。

A:

自社の技術が航空機産業にどう関われるのか、そのマインドを持つことが何より重要です。自社の持つ技術的な強み、誰と連携できるのかを考えてみましょう。すると、道が開けてきます。

日本の中小企業共同事業会である「新鋭の匠」(一般社団法人)は、まさにこの発想の活動をしています。日本の中小製造業の方々に、「航空機産業に関わろう」というマインドを持って積極的なアプローチをしていただきたいですし、独自の技術力をアピールしていただきたいと思います。自社の技術を航空機産業に展開していきたい、関わりたいというマインドを持ち、どう道を開拓していくか。「新鋭の匠」は、その手助けができると思います。

具体的には、コーディネート、コンサルティング、人材育成支援、調査研究やセミナー等の開催、展示会の共同出展、ニュースレター発行を行っていますが、中小製造業の方々が真っ先に直面するのではないかと思える疑問や「技術には自信がある。けれども、どう航空機産業に進出できるのだろうか」という投げかけにも、今後、なんらかの形でおこたえしていければと考えています。

[

振興政策が進む今こそ、その時

航空機産業に参入する、というマインドが第一歩

]

日本には、世界航空機産業界がまだ知らない、知れば喉から手が出るほどほしがる優秀な中小製造業がたくさん存在します。

中小製造業の航空機産業への参入は、製造産業と日本経済の振興、世界の航空機産業の高度化に必要不可欠です。

「航空産業振興政策」の議論に伴い、文部科学省、経済産業省、国土交通省、内閣府、各省庁が連携して、研究開発から製造、販売、ビジネス戦略に至るまで、航空産業振興政策を推進している今だからこそ、ぜひ自社の技術力や存在を発信してほしいのです。

実際のところ、「国際マーケットに出ていくにあたり、わからないことがたくさんある。しかし技術には自信がある」という企業がほとんどです。

「航空機産業参入にあたり、何をやっていくのかわからない」というところから、始まりました。

技術を磨くことなのか、基準に合っていることをやっていくのか、世界に技術や社の名前を売っていくことか、一歩踏み出せば、具体的にやることも見えてきます。

一国一城の主、というプライドはプライドとして、集団で成長していく、タッグを組んで世界に出ていく取り組みに、今、参加してほしい。わからないことがあるのは当然ですので、意志ある中小製造業は、まず門戸をたたいてほしい、と心から思います。何をしたいか、何からはじめたらよいかが明らかになっていくよう、アドバイスができればと考えています。

【まとめ】

  • 航空機産業は、世界的に産業規模・質を獲得する必要がある、次代に必須の産業である
  • 産業を推進する国策においても、航空機産業は、中核的な位置づけにあり、他産業への波及効果も期待されている
  • 自社の基礎技術力を発信し「自社の強みを航空機産業に展開していく」というマインドを持つ
  • 自社が誇る技術で中小企業クラスターのメンバー企業として参入し、現在不足しているマーケット調査や研究開発、人材育成等に連携して取り組む方法を知る
  • 何からやっていくべきかわからない際も、参入のマインドをもって質問や投げかけを行う

⇒ 自社が誇る技術で中小企業クラスターの「メンバー企業」として参入、
現在不足しているマーケット調査や研究、人材育成等に連携して取り組む

強固な中小企業クラスター体制とは

今後、中小製造業が産業変革の波を乗り切り、世界の航空機産業のニーズにも対応できる成長を遂げる一助となりますよう、第一人者の方々から、世界状況や最新技術、シンポジウムや国際展示会等の情報、ご意見ご見解をうかがい、順次掲載してまいります。

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