8/25【セミナー】リチウムイオン電池の特性向上に向けたバインダー材料の開発動向と応用・評価技術
イベント名 | リチウムイオン電池の特性向上に向けたバインダー材料の開発動向と応用・評価技術 |
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開催期間 |
2017年08月25日(金)
11:00~16:00 |
会場名 | 東京・港区芝 三田NNホール&スペース B1F スペースC |
会場の住所 | 東京都 |
地図 | http://www.science-t.com/st/cont/id/16456 |
お申し込み期限日 | 2017年08月24日(木)16時 |
お申し込み受付人数 | 30 名様 |
お申し込み |
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~その役割・要求機能・使用方法から、電極特性との相関評価
Si負極用の新規無機バインダーなど、総合的に解説します~
★より優れたLiB電極を製造するために! バインダーのことを深く理解できるセミナーです★
電極製造工程における、スラリーの分散剤・レオロジー調整剤・レベリング剤・結着剤として…バインダーには多様な役割・機能が求められます。そして、電極内部構成材料として、電極の特性を向上させるという重要な機能も併せ持っています。
本セミナーでは、こうしたバインダーの役割、必要機能、電極製造における使用方法の要点から、電極内部でのバインダーの状態と電極特性との相関評価、実用化が期待されるSi負極に有用な新規無機系バインダーの特性まで、3名の専門家が解説します。
講師 |
第1部 (11:00~12:30)
バインダーの役割と種類および電池性能への影響
日本ゼオン(株) 総合開発センター 機能性材料研究所 チームリーダー 山本 徳一 氏
第2部 (13:10~14:30)
単粒子計測技術を用いたバインダー機能の評価と電池特性の改善
首都大学東京 大学院都市環境科学研究科 助教 棟方 裕一 氏
・ 燃料電池開発情報センター 編集委員
・ 日本無機リン化学会 編集委員
・ 化学電池材料研究会 幹事
・ 電気化学会 大会学術企画委員会 委員
・ 57 回電池討論会 実行委員会 事務局長
・ 2016 年電気化学日米合同大会「PRiME 2016」 幹事委員
・ 電気化学会第 84 回大会 実行委員会 実行委員兼事務局
第3部 (14:40~16:00)
ケイ酸系無機バインダによるSi負極サイクルの寿命特性の改善
ATTACCATO(合) 代表 向井 孝志 氏
[略歴]
国立研究開発法人産業技術総合研究所(2002~)
エクセルギー・パワー・システムズ株式会社(2011~)
ATTACCATO合同会社(2014~)
[専門]
リチウムイオン電池、特殊環境用二次電池、電池材料システム、電池知財戦略
[受賞]
技術賞・粉体工学会(2010), ポスター賞・日本セラミックス協会(2017)
受講料(税込) |
48,600円(本体45,000円+税3,600円)※資料・昼食付
2名同時申込みで1名分無料キャンペーン(1名あたり定価半額の24,300円)
プログラム |
第1部 バインダーの役割と種類および電池性能への影響
[趣旨]
バインダーは、リチウムイオン二次電池の中で、負極活物質、正極活物質、電解液、セパレータと比べると脇役の印象が強い。 しかし、最近バインダーは、電極を作成するためのプロセス材料としての役割だけでなく、電池機能に与える影響も注目されている。
本講座では、バインダーが、プロセル材料としての役割だけでなく、電池構成部材として電池性能に与える影響についても解説する。
[プログラム]
1.電池用バインダーについて
2.負極用バインダー
2.1 負極用バインダーの役割と種類
2.2 負極用バインダーの高機能化
3.正極用バインダー
3.1 正極用バインダーの役割と種類
3.2 正極用バインダーの高機能化
4.機能層用バインダー
4.1 機能層用バインダーについて
4.2 機能層用バインダーによる機能層の高機能化
□ 質疑応答 □
第2部 単粒子計測技術を用いたバインダー機能の評価と電池特性の改善
[趣旨]
バインダーは、リチウムイオン電池の特性を決定する重要な電極構成要素の一つである。適切なバインダーの選択と利用は、サイクル特性の改善など、電池性能の向上につながる。
本講演では、バインダーが電極活物質の電気化学特性に及ぼす影響を正しく評価する方法として、単粒子測定法を用いた評価技術を紹介する。また、いくつかの実例を示しながら、電極スラリーの調製や電解液の充填といった電池作製の各過程におけるバインダーの役割を解説する。
[得られる知識、技術]
・リチウムイオン電池に関する基本的な知見
・電極、電池の作製工程
・バインダーの役割と機能
・単粒子測定技術の詳細など
[プログラム]
1.リチウムイオン電池の構成材料と機能
1.1 リチウムイオン電池とは
1.2 構成材料とその機能
2.バインダーの役割
2.1 電極の作製工程
2.2 電極スラリーの調製におけるバインダーの役割
2.3 電解液の注液におけるバインダーの役割
2.4 電池の劣化とは
3.単粒子測定技術
3.1 単粒子測定のメリット
3.2 システム構成
3.3 活物質単粒子の電気化学特性
3.4 バインダー効果の検証
4.まとめ
□ 質疑応答 □
第3部 ケイ酸系無機バインダによるSi負極サイクルの寿命特性の改善
[趣旨]
リチウムイオン電池の高容量化を図るため、従来の黒鉛系負極の数倍の高容量化が可能なシリコン(Si)系負極の研究開発が進められている。ただ、電極バインダの結着強度が弱いと集電体から活物質層が剥離しやすく、サイクル劣化が大きいなどの課題がある。これらSi系負極の長寿命化を図るには、充放電しても導電ネットワークを維持する技術が重要となっている。
本演では、無機バインダをSi負極にコートすることで、電池の高容量化と長寿命化、高安全性に寄与することを紹介する。
[得られる知識、技術]
・現行のリチウムイオン電池の長所と短所
・合金系負極と周辺技術
・無機バインダを用いた電極特性と電池安全性
・Si負極の寿命特性改善に向けたアプローチ
[プログラム]
1.リチウムイオン電池の長所と短所
2.電池暴走メカニズムと安全性
3.各種合金系負極の基礎特性
4.Si系負極の特徴と周辺技術、モルフォロジー
5.Si系負極の導電性が及ぼす電池暴走リスク
6.Si負極用無機バインダの開発と電極特性、安全性
6.1 電池用無機バインダの開発
6.2 無機バインダコート電極の開発
6.3 Si負極、 Si-黒鉛混合系負極、Si-ハードカーボン混合系負極
6.4 捲回式電池と積層式電池の試作
6.5 安全性試験
7.バイオロギング用電池の開発とオオミズナギドリでの実証試験
8.バッテリーイノベーションハブ
□ 質疑応答 □
━━━━━━━━━━━◆2名同時申込みキャンペーンについて◆━━━━━━━━━━━
≪お申し込み方法≫
お申し込みページ一番上の連絡事項欄に「2名同時申込み」希望の旨と、
2人目の受講者様の情報(お名前・メールアドレスは必須)をご入力ください。
住所等が申込者様と同一の場合は、省略いただいて結構です。
・2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。詳細は別途ご連絡いたします。
・同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
・3名様以上でお申込みの場合、3人目以降は定価の半額で受講できます。
・受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
・請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。ご希望の場合はお知らせください。
・他の割引は併用できません。
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○お申し込み後、サイエンス&テクノロジーより確認のご連絡を差し上げます。
○受講料は銀行振込、または当日会場にて現金でお支払いください。
○お申込み後、ご都合が悪くなった場合は代理の方のご出席も可能です。
やむなくキャンセルされる場合は、下記のキャンセル規定で承ります。
◇キャンセル規定◇
開催日から逆算(営業日:土日・祝祭日等を除く)いたしまして、
・開催7日前以前でのキャンセル: キャンセル料はいただきません
・開催3~6日前でのキャンセル: 受講料の70%
・開催当日~2日前でのキャンセル・欠席: 受講料の100%
※受講料入金後での7日前以前のキャンセルについて、返金の手続きが発生した場合
の振込手数料はお客様負担とさせていただきます。
※2名同時1名無料キャンペーン適用で「1名のみキャンセル」の場合は、
キャンセル料は発生いたしません。
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※お申し込み詳細についてはQ&Aにも掲載しております。
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