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事例

【魚類:機能性評価】水産飼料開発事例1

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試験事例・用途  /  環境 食品・機械 試験・分析・測定

うみの株式会社が受託した、新たな機能性成分を付加した養殖魚の飼料開発事例をご紹介します。

 

水産業界では、食品の安定供給を実現するため、様々な水生生物が養殖対象として扱われています。

 

しかし、過密養殖や環境変化など、様々な原因により過密飼育で罹病、共食いした養殖トラフグせっかく育てている生物が数日のうちに全滅、あるいは商品にならない、といった現象が以前から報告されていました。

 

そうした事態に対し、餌料の面から改善できないかとの発想から、様々な添加物が養殖用飼料に加えられるようになりました。

 

そして、現在ではヒトにとっても一般的となったプロバイオティクスの概念を導入した飼料が開発され、実際に市販されています。

 

本事例は、自社の研究開発工程で見い出された候補物質について、新たな用途はないかと検討されたご依頼主様が、養殖魚用の飼料として使えないかと着想されたことに始まります。

 

しかし、いざ実際に試験をしようにもいくつもの課題がある事がすぐに明らかとなります。

例えば、

  • どこで試験をするのか、設備はどうるすか?
  • 誰がやるのか、ノウハウを持っている人間を採用するのか?
  • 対象種はどうするのか、どこから入手するのか?

などです。

また、漁師さんに協力していただいて実際に与えてみれば良い、とお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、実際にはリスク回避などの観点からこうした試験はすぐには実施できないのが現実でした。

 

水槽内で投餌試験を実施した際のイメージそこで弊社にご依頼いただく事となりました。

 

試験対象魚の供給から試験設備の設営まで社内で完結できる他、

実際に魚類を生産、販売している点を価値として認めていただけました。

 

うみの株式会社では、候補物質と目的をお伺いし、

  • 候補物質がどのように対象魚に影響を及ぼすのかを判定する、評価方法の確立
  • 実際に餌料に添加する方法の確立
  • 実際の養殖魚への投餌試験とその効果の検証

といった内容についてご提案させていただき、試験を実施いたしました。

 

こうした商品開発を行うにあたり、特に新たに取り組まれる企業様にとってはノウハウ、設備確保の点で資金と時間的なリスクが大きな壁となるかと思います。

 

弊社にご相談いただく事で、そうしたリスクを少しでも軽減できるお手伝いをさせていただけると考えておりますので、もしご興味がありましたらぜひご連絡ください。

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