うみの株式会社では、二枚貝や魚類、微細藻類など様々な水生生物の増養殖に取り組んできた研究実績を活かし、上記のような生物を対象とする、あるいは関連する商品の開発を受託し、お手伝いする「R&D(研究開発)支援サービス」を提供しております。
このサービスの概要と実際の事例についてご紹介します。
(事例は【このページの関連ページ】のリンク参照)
【 特徴1.技術力 】
うみの株式会社の「R&D支援サービス」の特徴は、水産業における【増養殖技術】を土台としている点にあります。
【増養殖技術】には以下のように多種多様な要素が含まれます。
- 生物の飼育技術(どのように飼育するか)
- 再生産技術(どのように卵などの生殖細胞を得るか)
- 育種技術(どのように価値の高い形質を作るか)
- 疾病対策(罹患予防、拡散予防などの技術)
これらを行う上で難しいのは、トラブルの原因が複雑に絡み合っているために、予防法・対処法がケースバイケースとならざるを得ない点にあります。
※ 対象生物の種類/生体の状態(成長過程や元気・弱り気味など)/水質(季節・気候の影響を受けやすい)などの環境要因/病原菌の変化(種類、耐性菌の懸念)・・・など
こういった中で安定した生体供給ができるか否かが、水生生物を対象とした商品開発や試験研究を行う際の最も肝心なポイントとなります。
弊社には、長年培ってきた増養殖のノウハウがございます。
経験に基づいた、きめ細やかな観察・管理により、安定した生体供給が可能です。
【 特徴2.投資リスク低減 】
弊社より生体(試料・原料)を供給する、あるいは弊社に研究開発を委託されることにより、水生生物に関わる設備をお持ちでないお客様でも、イニシャルコストをかけることなく研究開発を進めていただけます。
【 特徴3.労力削減 】
具体的なプランをお持ちでないお客様でも、ゴールや要点をお伝えいただくだけで構いません。弊社で研究開発に必要なメルクマールやスケジュール等をご提案致します。
弊社で通常時に取扱いのない生物種に関しましても、ご相談により入手からお任せいただけることもございます。
※ お客様よりお持込いただいた生物種を繁殖→使用するなどもご相談ください。
極力、ご負担の少ない研究開発実施を目指します。
もちろん、本サービスにより得られた新規知見やサンプルについては原則お客様に所属いたしますので、知財面でもご心配には及びません。
【 サービスのフロー 】
まずは概要をお聞かせいただき、お話を進められるかどうかご相談させていただきます。
具体的なお話を進めることとなりましたら、機密保持契約を締結し、具体案・お見積りの作成を致します。
ご希望により定期的な途中報告書も納品可能です。
最後に最終報告書(+必要に応じて成果物:試験後の試料など)を納品させていただき、試験内容や結果、研究開発工程に関するご提言等もさせていただきます。
(フローイメージ) ※画像クリックで拡大できます。
【 実際の受託事例 】
1.バイオ燃料源と期待される微細藻類培養試験
弊社では、電源開発株式会社様が見い出された、微細藻類Fistulifera solaris JPCC DA0580株の培養試験を実施しております。
藻類Fistulifera solaris はバイオ燃料用として、非常に優位な形質を保有しており、本種を用いた燃料生産を実現するにあたり実際に陸上でどのように効率的に生産するか、といった内容について取り組んでおります。
ご要望に応じて藻体サンプルを提供しておりますので、もしご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
2.新規機能性成分を添加した飼料開発
水産業界における課題の一つに、飼育魚の罹病防止、という点があげられます。
本件は、新規に候補の機能性成分を見い出された食品メーカー様からご依頼を受け、養殖魚への機能性成分の投餌検証方法や実際に投餌検証試験を実施いたしました。
3.機能性成分原料用の微細藻類培養試験
近年目覚ましい成長を遂げている健康食品業界において、有用成分を微細藻類から得る、というテーマが再燃しております。
微細藻類には、陸上生物にはない様々な有用成分が含まれている事は昔から知られるところでしたが、従来はそれらの効率的な生産方法がないため、あまり進展は見られませんでした。
弊社では、その点を改善するための微細藻類に関する研究開発を受託し、実施しております。
これらの他にも様々な研究開発のお手伝いができると考えております。
水生生物を原料・対象とする商品の開発・研究をご検討の方は、ぜひ一度、うみの株式会社までお問い合わせください。
↓↓事例の詳細は【このページの関連ページ】のリンクをご参照下さい↓↓
製品概要 | 水生生物を対象とした研究開発をお手伝いするサービスです。
以下のようなご依頼に対応しております。 ・水生生物に対する影響評価試験 ・水生生物の増養殖法の開発 |
特徴 | 水産技術を土台とし、生物そのものを使用する、あるいは対象とした研究開発支援サービスです。
研究開発の試験案策定から試験結果の考察まで、トータルにお手伝いいたします。 |
製品名・型番等 シリーズ名 |
R&D(研究開発)支援サービス |
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