2008年3月4日
エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社
ハロゲン元素の測定が可能なICP発光分光分析装置の新製品
「SPS3100HV UV」を発売
エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社(略称:SIIナノテク、社長:船本宏幸、本社:東京都中央区新富2-15-5RBM築地ビル、TEL:03-6280-0070)は、世界最高水準の分解能を誇るICP発光分光分析装置(ICP Optical EmissionSpectrometer:ICP-OES、もしくはICP-AES)SPS3100シリーズに、新たにハロゲン元素(塩素、臭素)の測定を可能にした新製品「SPS3100HV UV」を 追加し、2月25日より販売を開始しました。
現在、電子・電気機器には、ハロゲン元素(塩素、臭素)を含む多種多様な電子部品が使用されていますが、それらを廃棄するときの燃焼条件によってはダイオキシンが発生することが知られています。また、製品を製造する過程において、ハロゲン元素の含有量によっては製造 設備の劣化といった悪影響が指摘されています。
電子・電気機器の有害物質の管理は鉛、カドミウムを中心とした重金属が中心でしたが、このような背景から、新たにハロゲン元素の管理が求められています。国際規格であるIEC(国際電気標準会議)61249-2-21ではプリント基板中のハロゲン元素含有量が規定されるなど、製品、材料中のハロゲン元素の管理は重要な位置付けになってきています。
ppm(百万分率)からppb(十億分率)オーダーでの元素分析が可能なICP-OESは、精密分析装置として公定法でも採用されていますが、従来装置では塩素の発光スペクトルのある130nm台や臭素の発光スペクトルのある150nm台の波長は、空気中の酸素などにより光が吸収される ため測定することができませんでした。
今回発売した「SPS3100HV UV」は、光学素子や検出器などの改良により、130nm〜160nmまでの波長領域の透過率および反射率を向上させ、ハロゲン元素の高感度測定を可能としました。電子、電気機器のハロゲン元素の管理だけではなく、めっき、工業材料、鉄鋼・非鉄など高マトリクス*1試料中のハロゲン元素の管理にも力を発揮します
【SPS3100HV UVの主な特長】
1. ハロゲン元素の測定が可能
130nmから770nmのまでの広範囲波長に存在する元素の一斉分析が可能です。ハロゲン 元素の測定が可能になったことで、有害物質管理に広く対応します。
2. 高感度分析を実現
光学系を改良することによりF値と反射率・透過率が向上し、ハロゲン元素においても高感度な測定が可能になりました。塩素、臭素などの元素を数十ppbオーダーで測定します。
3. 高分解能測定が可能
4320本/mm回折格子採用機種においては、世界最高水準の分解能0.0045nmを実現して おり、金属などの高マトリクス試料を精確に測定します。
4. 高い耐マトリクス性
マトリクスに強い側面方向からの観察を採用することで、あらゆる試料を希釈などの前処理なしに導入できます。
5. 多彩な分光器システムとツインシーケンシャル
分析目的に応じて、各種分光器を選択することで、広い波長範囲での測定が可能です。また、独立した2台の分光器による同時駆動・同時測定が可能なことから、定量分析速度は、約20元素/分と高速です
6. コンパクト設計
分光器を縦型に配置、高周波電源や循環冷却水装置をも本体に内蔵したオールインワン コンパクト設計です。
【価格】 3050万円〜(税別)
【販売開始日】 2008年2月25日
【販売予定台数】 20台(2008年度)
【注釈】 *1マトリクス分析対象元素と共存する成分
【お問合せ】
エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社
営業一部 営業二課
TEL:03-6280-0077
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