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アンリツ株式会社

データクオリティアナライザMD1230B機能強化
NGNにおけるリアルタイムサービスの品質向上に貢献
トラフィック障害エミュレータ


 アンリツ株式会社(社長:戸田 博道)は、データクオリティアナライザMD1230Bの機能を強化。新たに、NGNで提供される各種リアルタイムサービスのQoE※1向上に最適なソフトウェアオプション「トラフィック障害エミュレータ」を開発。3月21日から販売を開始いたします。
 トラフィック障害エミュレータは、実際にネットワークを流れるトラフィック(動画データや音声データ)に対して、遅延やパケットロスなどのさまざまな障害を擬似的に発生させることできるソフトウェアです。本ソフトウェアをMD1230Bに搭載することにより、実際のネットワークで複合的に発生するさまざまな負荷や障害を高精度に再現可能。トラフィックの遅延耐久性能や、エラー発生に対する映像ストリーミングへの影響などをリアルタイムで検証できます。
 動画配信や音声通話などリアルタイムサービスの品質向上には、QoS※2に加え、QoEの評価が必要であり、アンリツはすでにMD1230BでQoS測定ソリューションを提供しています。今回、QoE検証環境の構築を可能としたことにより、1台のMD1230BでQoS測定、QoE検証に対するソリューションの提供が可能となり、投資コストを約1/2に削減できます。

[開発の背景]
 NGNでは、本来ベストエフォート※3型であるIP/Ethernet技術をベースに、IPTV※4やVoIP※5、Mobile IP※6といった通信・映像システムのオールIP化が進められています。IPTVを代表とする動画配信やVoIPを利用した電話回線等のリアルタイムサービスでは、利用者に高品質で快適な通信を提供するために、QoS、QoEの向上が大きな課題となっています。そこで、伝送装置メーカーや通信事業者は、IP測定器によりQoS、QoE検証を実施していますが、これまでのIP測定器では、実際のネットワークで複合的に発生するさまざまな負荷や障害を高精度に再現できず、QoE検証が困難でした。
 そこでアンリツは、データクオリティアナライザMD1230Bの機能を強化。新たにMD1230BでQoE検証環境を構築できる「トラフィック障害エミュレータ」を開発しました。

[製品概要]
 トラフィック障害エミュレータは、データクオリティアナライザMD1230B用ソフトウェアであり、動画データや音声データに遅延、パケットロス、エラーなどを擬似的に発生させることができます。
 本ソフトウェアを10Mbit/s〜1Gbit/s Ethernet構成のMD1230Bに搭載することにより、実際のネットワークで複合的に発生するさまざまな負荷や障害を高精度に再現可能。リアルタイムな各種NGNサービスのQoE向上に必要な検証環境を構築できます。


データクオリティアナライザMD1230B
10Mbit/s〜10Gbit/sまでのビットレートに対応したIP/Ethernet用測定器。1台で、IP/Ethernet伝送装置の負荷試験とIPネットワークのモニタリングが可能。プラグインユニット構成であり、用途に応じた試験環境を構築できます。


[主な特長]

■実際のネットワークに対して障害の発生が可能
 トラフィック障害エミュレータは、ネットワークで流れている動画データや音声データを取り込み、遅延やパケットジッタ、パケットロス、エラーなどを発生させることができます。これにより、実際のネットワークで複合的に発生する障害を
高精度に再現でき、ネットワークへの影響を検証できます。

■優先度が高いリアルタイムコンテンツの品質検証に利用可能
 映像や音声、データなどのリアルタイムコンテンツは、QoSのランク(優先度)が区分されています。トラフィック障害エミュレータを使用することにより、優先度が高いコンテンツに対しても障害発生が可能。実際のネットワークの耐力を測定できます。また、各QoSクラスに対して遅延、パケットジッタ、ビットエラーを発生させることもでき、サービス品質の評価・検証が行えます。

■リアルタイムで障害の発生が可能
 トラフィック障害エミュレータは、検証作業を中断することなく、実際に流れているトラフィックに対してリアルタイムで障害の発生や停止ができます。遅延量の値やパケットジッタのかけ方、エラーの程度などをMD1230Bの画面上で視認しながら設定でき、映像や音声への影響が効率よく確認できます。


[対象市場・用途]

■対象市場:通信/放送事業者、伝送装置メーカー
■用途:映像配信ネットワーク(IPTV、デジタル放送)やVoIPシステムなどで提供されるリアルタイムサービスの品質検証


[営業情報]

■販売開始
 平成20年3月21日

■予定販売台数( 国内/海外計、初年度1年間)
 トラフィック障害エミュレータ:100セット

■販売価格  
 トラフィック障害エミュレータ :200万円
 <標準構成> 
  MD1230B+10Mbit/s〜1Gbit/s Ethernetモジュール(パワープロトコルモジュール)+トラフィック障害エミュレータ : 550万円


[用語解説]

※1 QoE :Quality of Experience
 IP電話や動画配信などのサービスに対して、ユーザーが感じたサービス品質の尺度。

※2 QoS:Quality of Service
 通信事業者やサービス提供者から見たサービス品質(ネットワーク性能)の尺度。

※3 ベストエフォート
 同時に通信しているユーザー数により通信速度やパフォーマンスなどが左右され、サービス品質が保証されないこと。

※4 IPTV
 IPネットワークを利用して、映像を配信するサービス。オンデマンドのビデオサービスから、デジタル放送の再送信まで、広義な意味を含む。

※5 VoIP :Voice over IP
 IPネットワーク上で音声通話を実現する技術の総称。社内LANを使った内線電話やインターネット電話などで利用されている。

※6 Mobile IP
 移動通信中でも同じIPアドレスを使用し、途切れることなく通信を継続できる仕組み。


お客様からのお問合せ先
 アンリツ株式会社
 計測サポートセンター
 TEL.(0120)827 221



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