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'08年3月18日
マスプロ電工株式会社

文部科学省が注力する「安全・安心 科学技術プロジェクト」

ミリ波パッシブ撮像装置を開発
マスプロ電工,東北大学,中央電子が共同研究


 マスプロ電工は,文部科学省が注力する,平成19年度「安全・安心科学技術プロジェクト」として「ミリ波パッシブ撮像装置」を,東北大学,中央電子株式会社と共同で開発を始めました。これは,高周波機器の開発・製造に,高度なノウハウを持つマスプロ電工と,画像処理技術を得意とする中央電子(株)が,東北大学の協力を得て研究するもので,人や物から放出されるミリ波帯の信号を画像化する装置です。ミリ波を応用した画像装置は,主に海外で軍事用の用途で研究されてきましたが,本装置は,空港などで使われている金属探知器やX線検査装置に次ぐ,新たなセキュリティー機器として,3年後の製品化を目指しているものです。


  ミリ波パッシブ撮像装置で検査
       


開発の背景と意図
アメリカの9.11事件以降,国際的なテロの脅威が世界的に高まっており,空港・港湾などの水際では,手荷物や衣服等の検査が厳重に行われています。セキュリティーゲートの金属探知器は,ナイフなど金属類は検知できますが,液体や薬品,化粧品などは検知不可能で,液体爆弾などの危険物を,未然に発見できるセキュリティー機器の開発が期待されていました。そこで,衣服の下に隠した不審物でも,非接触で検知でき,リアルタイムで画面に表示する,ミリ波パッシブ撮像装置の開発に着手しました。


ミリ波パッシブ撮像装置の概要
ミリ波帯の熱雑音は,人体や物体など熱のあるものから常時放射されています。特に,温度を持つ人体から放射されている熱雑音は,物体の熱雑音より強く,本装置はその強弱により,人や物などの外形を画像化するものです。また,ミリ波は布や紙などを透過しやすいため,表面温度だけを画像化する赤外線カメラとは違い,衣類に隠し持った物体(不審物)を検知できます。
基本的にはカメラと同じ原理で,
1.人や物から出ているミリ波(77GHz帯熱雑音)を,ミリ波光学系レンズで集める
2.集束したミリ波の電波を,イメージング素子アレーで増幅し信号を抽出する 
3.抽出した信号を画像処理部で,画面に表示する



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