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No.0014 今回より、小野精工様のご協力を得て、補修担当中町マネージャに生産設備 のキズ、摩耗の補修の事例を紹介していただきます。この補修は、部分メッ キによるもので、従来対応の難しかった補修や補修コストの問題で買い換え を強いられたようなケースへの対応も可能にするものです。設備投資の減額 や環境への配慮が叫ばれる今、この部分メッキ補修へのニーズは大きいので はと思います。中町マネージャは、この部分メッキ補修に10年以上の経験と 800件以上の補修実績をお持ちだそうです。 今日は、その部分メッキ補修事例紹介とセントラルピーシーの新製品、耐摩 耗性抜群、ダイヤモンドダイヤルゲージ/テストインジケータと振動一口メ モ 人工心臓の3本立てです。 ******************************************************************** ◆INDEX◆ ******************************************************************** 【01 部分メッキ補修事例紹介】バックアップロール 大型部品のキズ補修 【02 新製品紹介】 耐摩耗性300倍、ダイヤモンドダイヤルゲージ 【03 振動応用機器 一口メモ】 人工心臓 ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃01┃部分メッキ補修 補修事例紹介 ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌───────────────────────────────── ■ 第一回 バックアップロール 大型部品のキズ補修 └───────────────────────────────── あるロール製作会社から連絡があった。製鉄会社へ納める予定で製作してい た大型ロールが、機械加工のミスでロール軸受部分の円周上に幅10mm、深さ 1mm以上の傷を作ってしまったというのだ。そのロールの名称はバックアッ プロール。鉄板を圧延する機械に組み込まれている非常に大きなもので、重 さ45トン、軸受部分の円周は1メートルもある。 槽メッキ、溶射、溶接での補修が検討されていたが、槽メッキでは搬送と補 修の時間とコストがかかりすぎる。溶射では、45トンの荷重に耐えられるだ けの密着度がない。溶接でもやはりその荷重から発生する応力でクラックの 発生は避けられないという。 そこでロールを大型旋盤に取り付け、ロールを回転させて部分メッキ補修を することが検討されたわけだが、バックアップロールの実績は過去になく、 傷の深さのこともあり、本社に問い合わせをしてもあまりよい回答は得られ なかった。しかし、本社を説得し、このバックアップロールの補修が始まっ た。 作業は順調には進まなかった。その大きさのため、マスキングや傷の形状に あった電極の準備など、困難な点が多々あったのだ。遅くまで作業を行い、 遅れを取り戻すといった毎日だった。 このような大型部品のキズの補修を部分メッキでするということで、毎日の ように疑問顔の見学者が来た。しかし、沢山の見学者が見守る中、メッキ作 業最終日を迎えた。 全ての作業を終えて、メッキ厚の測定をし、仕上がり寸法より0.1mm~0.2mm 研磨代があることが確認され、無事作業は終了した。 作業終了後、沢山の見学者達から拍手を送っていただいたとき、アメリカ本 社でも止められ、誰もがやったことのない1つの仕事を終わらせることに成 功したことを初めて実感した。 「バックアップロール」、この名称を聞くと、今でもあのメッキ補修を思い 出す。 ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃02┃新製品紹介:耐摩耗性300倍、ダイヤモンドダイヤルゲージ ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌───────────────────────────────── ■ダイヤルゲージ/テストインジケータの摩耗にお困りではありませんか? └───────────────────────────────── セラミックなど表面の荒い素材の平面度の検査で、ダイヤルゲージ/テスト インジケータの摩耗が問題になりませんか?摩耗の度に、取り替えたり、ト レーサビリティの確認(校正だし)をより頻繁に行う必要がでたり、とコス ト面だけでなく、生産性にも大きく影響を与えるケースもあるようです。 この度、セントラルピーシー社では、ダイヤルゲージ、テストインジケータ の測定子のダイヤモンドによる製作に成功しました。加工が非常に難しいダ イヤモンドによる測定子の製作は他には例がありません。誤差は0.01mm以下 で、これまでの事例では、超硬に比べ、300倍の耐摩耗性を示しています。 ダイヤモンド工具、砥石、セラミック部品など摩耗の激しい検査にぜひご利 用ください。 ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃03┃振動応用機器 一口メモ ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌───────────────────────────────── ■ 第五回 人工心臓 └───────────────────────────────── 人工心臓には、永久使用を目的とした完全置換型と、心臓移植までのつなぎ を目的とした補助人工心臓の2種類がありますが、前者はまだ難問が山積み で、実際に使われるのは後者が多いようです。 補助人工心臓は、左心室のかわりに大動脈へ血液を送りこむものですが、そ の駆動源としては、これまでは、自然心臓と同じ拍動流をおくる、空気圧に よる拍動流ポンプが主流でした。しかし、このタイプは小型化が難しく、埋 め込みができないため、モーター駆動の連続流ポンプが採用されつつありま す。しかし、これにも、連続流のための”吸い過ぎ”という問題点がありま す。 そこで、拍動流を送ることができ、なおかつ埋め込みのための小型化が可能 なものとして、電磁力を使った振動型のものが開発されているそうです。医 療の最先端に振動が使われる日も遠くはないかもしれません。ちなみに埋め 込みには、タバコの箱程度のサイズにすることが必要です。 下記URLページでこの人工心臓を図とアニメーションで説明しております。 ▽人口心臓と振動応用機器の詳細はこちら https://business.atengineer.com/asahi/ ---------------------------------------------------------------------- 皆さんも、このメールに対するご意見ご感想などございましたら、どんどん お寄せください。 ▽ご意見ご感想はこちらまで! info@atengineer.com |