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No.0015

今回は、またファースト電子開発株式会社の伊藤社長にお伺いしたお話
からお伝えします。
テーマは、知っている様で知らない「IC」を使った製品開発の基礎編で
す。電機のプロの方には釈迦に説法かもしれませんが、新製品開発のヒ
ントにいかがでしょうか?

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【01 おもしろモノ作り情報 番外編】1個からカスタムICで製品開発!

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┃01┃ おもしろモノ作り情報 番外編
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■ 1個からカスタムICで製品開発!
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ICは、もともと半導体工場での大量生産が主流で、その多くは規格品で
あり、独自仕様(カスタムメイド)のものを、少ロットや試作に利用す
ることは困難でした。
しかし、最近では「1個」から開発できるようになり、独自の製品開発
が加速されている、という話題です。

◆携帯電話を小さくしたのは、カスタムIC?

ポケットに入れて簡単に持ち歩ける携帯電話。
こんなに小さく安くなった要因の一つに、FPGA技術を用いたカスタムIC
があることをご存知でしたか?

FPGAとは、『Field Programmable Gate Array』の略で、直訳すれば『現
場でロジックの書き換えが可能な大規模集積回路』となります。

かつてカスタムICは、数千万の開発費が必要であることや、ロジックの
書き換えができないこと等、少数の生産が難しく、試作品や小ロット品
への組み込みには向いていませんでした。
その後、プログラミングが可能なデバイスが登場しますが、まだまだ性
能も低く、単価も高いため一部の試作品に利用されるのみでした。

しかし、90年代後半、一転してFPGA技術は「携帯電話」や「IT機器」の
開発に多用されるようになりました。

その理由は・・・。

昨今の電機業界では規格変更や機種変更が早く、その都度独自のICを開
発していては、コスト的にも、納期的にも対応が難しくなってきていま
す。
その打開策として、「プログラムを変えれば新しい規格に対応できるIC」
というのは、非常に魅力的であり、開発競争に比例して利用機会も増大
したという訳です。

消費量が多くれば量産効果で安価になり、更にカスタムICを利用される
機会が増え、価格低下と技術革新がここ数年で一挙に加速した。という
背景があるのは以外と知られていないようです。


◆あなたのアイディア埋もれていませんか?

前述のように、その大きな特徴は「現場でロジックの書き換えが可能」
であると言うことですが、既存の制御システムとの置換えによる制御部
のコンパクト化・省コスト化の可能性も秘めています。

今まで、リレーやプランジャーで電気の入/切を行っていた製品、例えば、
『温度センサーで感知し、50℃で熱源のスイッチを切る』というシステ
ムが、『30℃になったら熱源を弱火にして、10分間加熱を続け、5分間隔
で断続的に熱を加える。15分経ったら熱源を切り、蓋を開ける』という
複雑な制御を小型化と両立して実現できます。

また、ポケベルサイズの携帯型健康測定機といった、小型化(ICの利用)
が必要で、ニッチ市場(大量生産できない)という、今までアイディア
止まりだった製品開発が、具体化しやすい環境が整いつつあるようです。

その他にも、「現在利用しているICが製造中止で手に入らなくなった」
という話も耳にしますが、カスタムICを全く同じピン配置で製作すれば、
製造中止になったICの代替として組み込みが可能とるという事例もある
ようです。
ICの製造中止により、回路の再設計や改造に掛かっていた時間やコスト
等の問題も解決できるのではないでしょうか。


このように多くの魅力を秘めたFPGAにも、現在のところ一つ問題点があ
ります。それはFPGAのためのソフト構築技術をもつ技術者が多くないと
いうことです。

今回、お話を伺ったファースト電子開発殿では、専門スタッフをかかえ
て対応されており、カスタムIC関連の話しも増えているようです。
いちど貴社でも何かに使えないかご検討されてみてはいかがでしょうか?


今まで実現できなかった製品開発等のヒントになりましたでしょうか?
次回は、もう少し具体的に開発事例をご紹介したいと思います。


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 読者の声紹介
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今日は遠路ブラジルからお便りをいただいたのでご紹介したいと思います。

>毎回メ-ル楽しみにして開いています、ここブラジルの技術あらゆる面で
>遅れているので大いに参考になります。

 おースゴイ!地球の反対側でご覧いただけているとは、感謝!感謝!で
 あります。ありがとうございます。

>ところで現在自分が手がけているのは、鮭の燻製ですが(冷勲)気温の高い
>国ですので設備に苦労します。勲煙チップも自家製です。
>液体燻製法 これの詳しい参考書あるいは説明指導してくれるところあり
>ませんか??。

 ご存知の方いらっしゃいますか?情報があれば、事務局まで返信いただ
 ければ幸いです。

 その他を含め、少しでもものづくり企業のビジネスヒントになる紙面作
 りを目指したいと考えています。ご意見ご感想などございましたら、ど
 んどんお寄せください。(吉川)

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