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No.0023

前回、よろづシボリ(金偏に交)製作所様のVE事例を紹介させていただきま
したが、よろづシボリ製作所様ではへら絞りを中心に提案型金属加工業とし
て、数多くのVA/VE提案をなさっておられます。
今日は、そのよろづシボリ製作所様の一味違った絞り加工を紹介をさせてい
ただきます。
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【01 おもしろモノづくり情報】絞り加工から提案型金属加工業へ

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┃01┃ おもしろモノづくり情報
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■ 絞り加工から提案型金属加工業へ
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┃先日、よろづシボリ(金偏に交)製作所のVE例を紹介させていただいたが、
┃よろづシボリ製作所では、それ以外にも、へら絞りとその周辺技術を生か
┃して、新たな付加価値を作り出している。今日は、その一端を紹介したい。
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■絞り加工ならではの加工

筒状の部品の製作に、大きな威力を発揮する絞り加工だが、その典型的な活
用例がある。真空ポンプの部品がそれだ

この真空ポンプのケースでは熱伝導の効率性をあげるため、各部分の厚さが
設定してある。外側に行くほど熱効率を上げるために、3.0、1.5、0.5と板厚
が薄くしてある。
絞り加工を使わなければ、まず部分ごとに作り、その後で溶接ということに
なるだろうが、絞り加工を使えば、一枚の板からこの部品を製作できる。
よろづシボリ製作所では、どこでどのように絞りを使えばコストを削減でき
るかというノウハウを数多く蓄えている。

■職人の技による精度

絞り加工もNC化進んでおり、NCスピニングマシンで加工されるケースが多い
が、精度に関しては、職人の技が勝る。メーカによってはNCマシンの精度が
0.5だから、精度0.5としているところもあるようだが、実際には1.0~1.5の
誤差が常に発生する。
よろづシボリ製作所では、NCマシンで加工した後、ベテランの絞り職人が手
による加工で精度0.5にまで仕上げていく。絞り加工にスプリングバックは
付き物であり、この処理においては、NCマシンは職人の技には勝てない。

■単なる加工屋ではなく、提案型金属加工業へ

このように、よろづシボリ製作所はへら絞りに関する設備、ノウハウ、技術
を兼ねそろえている。しかし、よろづシボリ製作所の特長は、それだけでは
ない。その一番の特長は、渡された図面どおり製作するのではなく、製品開
発に初期の段階から参加し、絞りとその周辺技術を使い、工数、コストの削
減ができる提案を行えることだ。
前回、その一例の紹介をさせていただいたが、「弊社の製品にいわゆる規格
品はありません。お客様のご要望に応えるべく図面から見つめなおして創り
出した製品ばかりです。」と取材に応じていただいた山内常務は胸を張る。
この不況下でも仕事に困ることはないという秘密はその辺にありそうだ。


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