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No.261 2006年4月19日
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┃●┃ 中小企業は連携することが大切/(株)スリーテック
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今回ご紹介させていただくのは㈱スリーテック。プリント板設計をメインに
回路設計からファームウェアの開発、部品実装・部品手配・筺体作成に至る
までトータルな開発・製造需要に応えることができる優れた技術力を持った
企業です。しかも、電子機器の試作レベルから量産まで、顧客企業の開発・
生産条件に合わせて柔軟に対応します。

2006年、スリーテックではいよいよ「物作り全体最適化計画」が稼動し始め
ました。その中核となっているのが、スリーテックがリードして立ち上げた
国内中小企業グループの「ERBP」と日韓中小企業をコラボレートするEMS-R2。
今回はこの2つのグループの活動を中心にご紹介します。


※※※※※※※※※※※【 ここにフォーカス! 】※※※※※※※※※※※

  「連携」をキーワードに「物作り全体最適化計画」がスタート
     日韓の高い技術力を持つ中小企業の実力を集結

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■中小企業のグループ化で提案型のEMSを実現
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ERBP(Engineering Representive Business Partners)は2004年度の経済産業
省・中小企業庁が主管した「新連携対策委託事業」第一回採択テーマとして
選定された「スリーテックビジネスパートナーズ」が発展したもの。国内に
は高度な技術力を持つ中小企業が多数存在すます。しかし、それぞれが分散
していたため、これまでのEMS(電子機器生産受託サービス)は大手メーカー
の主導型でした。

EMSに豊富な実績を持つスリーテックの久野啓一社長は、それらの経験から
技術力を持った中小企業のネットワーク化の必要性を痛感。ERBPの立ち上げ
に至ったといいます。ERBPの特徴は加盟企業の中から選ばれたコーディネー
ター企業が窓口となって、工程別の高い専門知識を持った専任担当者による
「エンジニア・コンサルティング」を行うことです。引き合いにあわせて、
加盟企業の中で最適チームを結成。
情報・工程・技術を管理することで、企業R&Dレベルの開発から技術の商品
化、量産のための生産プロセス・ソリューションまで、ERBPが大手メーカー
のパートナーとして、提案型のEMSに取り組みます。

また、高い技術力を世の中に広く公表したい企業のための情報発信サイト、
「E-REP」も開設しました。会費は無料ですが、機密性が高く特定の引き合
いに対してのみ情報を開示したい企業のために、有料情報開示契約ソフトの
「破れ障子」を作成し、ビジネスチャンスを広げる場を提供しています。

■韓国企業とのコラボレーションで実績上げる
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そして、さらに海外にまで連携の輪を広げたのがEMS-R2です。日韓の中小企
業が異業種間で協力し合い、電子機器を共同開発。韓国国内に拠点を開設し、
中国製品に対抗できる小ロットEMSやグループによる独自製品にもチャレンジ
します。

すでにEMS-R2グループでは目覚しい実績を上げ始めています。例えば、大手
電機メーカーの『キューブ型産業用コントローラー(P/C)』の開発。
スリーテックがコア企業になり、EMS-R2グループで、電子回路設計・基板設
計・基板製造・部品調達・実装組立て・検査・調整までを、なんと2ヶ月と
いう短期間で実現。それぞれの企業が持つノウハウやルートを活かし最善、
最短の開発を行うことができたからこその成功事例といえるでしょう。

また、グループ企業内で独自開発したのが、携帯オーディオプレーヤーの
「activo」。ケーブルを必要としないワイヤレスヘッドフォンを採用したの
で、本体をバッグに本体を入れて音楽を聴くこともOK。さまざまなアクテ
ィブシーンで好みのBGMを楽しめます。また、3.5mmステレオ出力端子を備え
ているので、多様な情報・エンターテインメント機器とつなぐことができる
というスグレモノです。

ERBPにしてもEMS-R2にしても、目指すのは高い技術力を持つ中小企業が連携
・相互補完することによる、新市場創出や製品・サービスの高付加価値化。
単なるコスト競争に巻き込まれず、各企業のコア技術を集結することで、国
の垣根をも超え市場ニーズに即応できる高い製品開発力で、グループとして
存在感をアピールしていきます。

■大学との共同開発にも意欲的に取り組む
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一方、スリーテックは大学TLO(Technology Licensing Organization=技術移
転機関)への取り組みにも意欲的です。東京大学の中村仁彦教授のグループが
2005年に開催された「愛・地球博」に出展されて話題を呼んだヒューマノイド
・ロボットの開発では、EMS-R2グループのコア企業として強力なサポートを
行いました。

スリーテックでは「連携」をキーワードに「物作り全体最適化計画」を確実
に実現する体制を整えつつあるようです。


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