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No.857 2009年05月11日 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃●試作1個から受注。卓越した接合技術を生かした製品開発に寄与 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ FHPエンジニアリング株式会社様は、富士通株式会社において永年にわたり、 電子管・CRT・タッチパネルなどの電子部品製造を手がけていた部門が独立 した会社です。電子管で培われた異種金属接合技術や、ガラスと金属の接合 技術の継承に加え、石英/ガラス平面接合、細線加工に新たなテクニックを 採用するなど、接合に関する幅広い事業を展開しています。 ※※※※※※※※※※※【 ここにフォーカス 】※※※※※※※※※※※ 電子管製造ノウハウと物質の融点を生かした接合技術を用い、 金属材料を酸化させず、数段階にわたる複雑な接合組立可能 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ■あらゆる異種金属部品同士を精密に接合。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 同社は、豊富な電子管製造経験に基づき、異種金属部品同士、セラミック部 品と金属部品の気密ロウ付け加工を得意としています。また、還元雰囲気中 で金属材料を酸化させることなく、融点差をうまく利用して数段階にわたる 複雑な部品の接合組立が可能であるという点も、同社の大きな強みです。 例えば、メタライズを施したセラミックと金属部品を直接ロウ付け接合し、 耐熱・真空気密・絶縁性に優れた部品を作成。また、サファイアと金属の接 合も実現。膨張係数の一致した金属コバールチューブとコバールガラス管は 直接接合することができ、金属コバールチューブを介することにより、さま ざまな金属チューブをガラス管に変換することが可能。この金属とガラス変 換は各分析機器/研究機関等へ多数の納品実績があります。 また、パイレックスをはじめ、膨張係数の大きく異なる石英ガラス、ソーダ ライムガラスまで、用途に応じて選択も可能です。 ■十数ミクロンの細溝を形成した基板を、変形することなく強固に接合  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 同社のガラス平面融着は、石英やパイレックスなどのホウケイ酸ガラス材料 (B,SiO2他)を、軟化点以下の低い温度領域で熱と圧力により直接に接合。 接着剤や低融点ガラスのシーリング剤を用いずに、広い面同士を接合するこ とが可能です。 接合後は火加工、機械加工による剥がれもなく強固な接合状態が得られます。 バーナーを用いた火加工では困難な、加熱変形の少ない高精度の組立接合を 可能にするばかりでなく、中空溝構造部品なども容易に製造することができ ます。 また、この平面融着技術により、十数ミクロンの微細溝が形成された基板の 溝形状を、ほとんど変化させることなく強固な接合を行うことができ、半導 体製造関連部品、分析機器用セル部品等にも応用が可能です。 真空加熱設備や各種真空気密部品、石英ガラス材料に対する平面融着技術など、 特徴ある技術を生かした豊富な開発経験から、試作・製品開発をお手伝い。試 作は1個から対応します。 異種金属同士の接合、ガラス-金属接合、セラミック-金属接合など、お気軽に お問い合わせください。 |