イベント名 | 水素キャリアへのアンモニア利用技術と触媒開発 |
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開催期間 |
2023年02月09日(木)
10:30~16:15 |
会場名 | Zoomを利用したLive配信 |
会場の住所 | 東京都※会場での講義は行いません |
お申し込み期限日 | 2023年02月08日(水)15時 |
お申し込み |
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セミナー№302513
【Live配信セミナー】
水素キャリアへのアンモニア利用技術と触媒開発
★どのように水素を効率的かつ安全に貯蔵・輸送するか!アンモニア活用のメリットとは!!
★アンモニア分解の反応機構や触媒材料、燃料としての特徴から燃焼利用技術まで解説!!
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■講師
【第1部】工学院大学 特任教授 雑賀 高 氏
【第2部】京都大学 大学院工学研究科 講師 室山 広樹 氏
【第3部】山口大学 大学院創成科学研究科 教授 中山 雅晴 氏
■聴講料
1名につき 60,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円(税込)〕
大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくはお問い合わせください。
■Live配信セミナーの受講について
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
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・開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
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Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。
・セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
プログラム
【10:30~12:00】
1.水素キャリアとしてのアンモニア利用技術とその現状
工学院大学 特任教授 雑賀 高 氏
【講演趣旨】
水素キャリアあるいは代替燃料としてのアンモニア利用のアイデアは80年以上も議論されてきましたが,毒性と悪臭のために炭化水素系燃料の改質に比べて注目されませんでした.これらの欠点にもかかわらず,アンモニアは取り出せる単位質量あたりの水素量が大きく,魅力的な水素供給源です.アンモニアは,安全管理と小型貯蔵容器の設計を行えば,定置用のみならず,車両用(内燃機関および燃料電池)のエネルギー源となる可能性があります.アンモニアからの水素生成はメタノールと同等のエネルギー密度とエネルギーコストを示しており,水素生成時にはCO2を排出しないというメリットがあります.本講演ではアンモニアを定置用および車両用の燃料として使用するための技術を解説します.
【講演項目】
1.液体アンモニアの形で再生可能エネルギーを輸送するための可能な経路
1-1.燃料電池車両で使用する高純度水素の製造
1-2.燃料電池を介した定置用途向けのアンモニア利用
(1) 低温型燃料電池を介した定置用途向けのアンモニア利用
(2) 高温型燃料電池を介した定置用途向けのアンモニア利用
1-3.タービンまたは改良された内燃機関でのアンモニア燃焼
2.燃料としてのアンモニアの導入
2-1.燃料としてのアンモニアの特徴
2-2.アンモニア燃焼の利用技術
2-3.アンモニア・水素混焼エンジンシステム
2-4.アンモニア分解・燃料電池車両システム
3.エクセルギー解析を用いた燃料の検討
3-1.燃料のエクセルギー
3-2.アンモニア燃料電池のエクセルギー解析
【質疑応答】
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【13:00~14:30】
2.アンモニアからの水素製造およびアンモニア燃料電池における触媒開発
京都大学 大学院工学研究科 講師 室山 広樹 氏
【講演趣旨】
アンモニアは触媒を利用して分解され、生成した水素が燃料電池などの発電デバイスの燃料として使用されることが想定されている。一方で、アンモニアを直接燃料電池に供給し発電する試みもなされている。本セミナーでは、アンモニア分解の反応機構や触媒材料について解説する。また、アンモニアを燃料とした固体酸化物形燃料電池およびその燃料極についても概説する。
【講演項目】
1.アンモニアの燃料としての利用
2.燃料電池のための水素製造方法
3.アンモニアの燃料電池への供給方法
4.アンモニア分解反応
5.反応速度解析に基づいた反応機構
6.計算科学に基づいた反応機構
7.アンモニア分解の活性種
8.アンモニア分解におけるRu触媒
9.Ru系触媒の担体材料
10.Ru系触媒の添加成分
11.アンモニア分解におけるNi触媒
12.Ni系触媒の担体材料
13.Ni系触媒の添加成分
14.アンモニアを燃料とした固体酸化物形燃料電池(SOFC)
15.SOFCの燃料極におけるアンモニア分解
16.まとめ
【質疑応答】
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【14:45~16:15】
3.非貴金属触媒を使ったアンモニア電解
山口大学 大学院創成科学研究科 教授 中山 雅晴 氏
【講演趣旨】
水素社会実現のためには,グリーンな方法によって製造した水素を効率的かつ安全に貯蔵・輸送するという課題をクリアしなければならない。アンモニアはこの課題を解決する有力な水素キャリアであるが,アンモニアを窒素と水素に分解することは容易ではなく,効率やコストを考えながら,規模に応じた様々な選択肢を提示する必要がある。本講演では,常温・水系でのアンモニアの電気分解に着目し,白金触媒系でのメカニズム研究を概説した後,非貴金属触媒を使った最近の研究を紹介する。最後に演者自身のニッケル-銅イオン複合化触媒を用いた高選択的アンモニア-窒素変換について述べる。
【講演項目(キーワード)】
アンモニア,水素,窒素,触媒,電極触媒,電気分解,水素キャリア,白金,イリジウム,ルテニウム,非貴金属,ニッケル,銅,マンガン,イオン触媒,水分解,吸着窒素,被毒,メカニズム
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