イベント名 | 癒着防止材の各種外科での選定、使用法 |
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開催期間 |
2024年01月18日(木)
10:00~17:30 |
会場名 | Zoomを利用したLive配信 |
会場の住所 | 東京都※会場での講義は行いません |
お申し込み期限日 | 2024年01月17日(水)14時 |
お申し込み |
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<セミナー No.401102>
癒着防止材の各種外科での選定、使用法
★今後の製品開発のポイント、現場のニーズ、新規癒着防止材の薬事承認取得までの道のり!
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■講師
【第1部】 日本大学病院消化器病センター 消化器外科 助教 萩原 謙 氏
【第2部】 聖路加国際病院 女性総合診療部 医員 佐古悠輔 氏
【第3部】 神戸大学医学部附属病院 泌尿器科 ・ 医療創成工学 教授 重村 克巳 氏
【第4部】 JCHO東京山手メディカルセンター 呼吸器外科 部長 水谷 栄基 氏
【第5部】 甲南大学 フロンティアサイエンス学部生命化学科 教授 長濱 宏治 氏
【第6部】 グンゼ(株) メディカル事業部 江津 宗昭 氏
■聴講料
1名につき66,000円(消費税込、資料付き)
1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円(税込)
大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
詳しくはお問い合わせください。
■Live配信セミナーの受講について
・本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test
・開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。
・パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
・セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
プログラム
【10:00~11:00】
【第1部】 消化器外科領域での腹腔鏡手術を踏まえた癒着防止材の臨床ニーズ
日本大学病院消化器病センター 消化器外科 助教 萩原 謙 氏
【講座主旨】
近年、腹腔鏡下手術の普及に伴い難易度の高い手術も広く行われるようになった。また平均寿命の延長に伴い複数回の手術をうける患者の増加が想定され、腹腔鏡下手術においても癒着防止材の需要が増加する可能性がある。今回、臨床医の視点から腹腔鏡下手術における癒着防止材の使い分けと問題点について提示する。
【講座内容】
1.癒着防止材
・癒着防止材は必要か?
・癒着防止材の現状と問題点
・将来に向けて癒着防止材のあり方
2.腹腔鏡下手術における製品開発のポイント
【質疑応答】
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【11:15~12:15】
【第2部】 手術で不妊症をつくらない!産婦人科手術癒着防止材の選択
聖路加国際病院 女性総合診療部 医員 佐古悠輔 氏
【講座主旨】
女性の社会進出と晩婚化に伴い生殖年齢の女性が受ける手術は増加傾向であり、術後癒着が問題視される。また不妊治療の保険適用化や社会的卵子凍結の助成事業など目まぐるしく動く妊孕性関連のマーケットで正しい理解が求められる。本セミナーでは上記2つの点にフォーカスし、不妊治療の概略と今後の動向について、そして生殖年齢女性が受ける手術内容と術後癒着を予防する観点で術中何に配慮すべきか、癒着防止材の選択方法についてポイントを解説する。最後に、癒着防止材周辺で抱える現場のニーズをお伝えし、製品開発の一助となる情報を提供する。
【講座内容】
0.なぜ不妊目線で癒着防止材を考える必要があるのか?
1. 癒着が不妊と関与する理由を理解する
① 妊娠成立のメカニズムと不妊症の原因
② 不妊治療の概略
③ 癒着に配慮した手術とは?
④ 本邦で使用される癒着防止材の特徴
2. 生殖外科領域の手術と癒着の関連性を理解する
① 子宮筋腫核出術
② 帝王切開子宮瘢痕症(帝王切開瘢痕症候群)
③ 子宮鏡手術・子宮内操作
④ 子宮内膜症(特に深部子宮内膜症)
3. 今後求められる不妊防止にむけた癒着防止材周辺の課題
① 子宮内腔への癒着防止
② 卵管内への癒着防止
③ 腹腔内の癒着防止材
【質疑応答】
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【13:00~14:00】
【第3部】 泌尿器科手術における癒着防止材の選択と適切な使用法
神戸大学医学部附属病院 泌尿器科 ・ 医療創成工学 教授 重村 克巳 氏
【講座主旨】
演者はダビンチやヒノトリによるロボット手術や腹腔鏡手術を行っている。また医療機器開発などの医工連携にも力を入れている。本セミナーでは当院で実施している泌尿器科の外科手術の実際と、そこで使用される癒着防止材の現状、問題点と癒着防止材の将来像について言及したい。
【講座内容】
1.泌尿器科での代表的な外科手術
2.ロボット、内視鏡での手術の実際
3.術後癒着が発生するとなぜ困るのか
4.癒着防止材の使用と使い分け
5.臨床現場からの癒着防止材へのニーズ
【質疑応答】
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【14:15~15:15】
【第4部】 胸部手術における術後癒着防止材のニーズ
JCHO東京山手メディカルセンター 呼吸器外科 部長 水谷 栄基 氏
【講座主旨】
現在まで胸腔内に保険適応となる癒着防止材はない。
何故、腹部と比較して手術後の癒着防止処置が広がらなかったのか?
今後、術後癒着防止材の適応が胸腔内にも広がっていくと考えられる理由は?
胸腔内では、どのような癒着防止材が望まれるか?
【講座内容】
1.呼吸器外科手術について
・どのような疾患に対してどのような手術を施行しているか。
・癒着が問題となる2回目以降の手術が必要な状況は?
2.胸腔内の癒着について
・初回手術時でも胸膜癒着を認める場合は少なくない。
・手術後の胸膜癒着により2回目以降の手術の難易度が極端にあがる。
3.現在の胸膜補強シートやフィブリン糊使用後の癒着
・酸化再生セルロースシートは癒着防止効果が期待できる。
・ポリグリコール酸シートは高度の癒着を起こす。
・フィブリン糊は評価困難である。
4.胸腔内の術後癒着防止の現状と胸腔内で望まれる癒着防止材について
【質疑応答】
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【15:30~16:30】
【第5部】 生体適合性インジェクタブルゲルを用いた癒着防止材の開発
甲南大学 フロンティアサイエンス学部生命化学科 教授 長濱 宏治 氏
【講座主旨】
近年の手術手技の進歩に伴い、低侵襲な内視鏡やカテーテルによる投与を可能とする次世代癒着防止材の開発が望まれている。本講座では、最新の癒着防止材開発研究例を紹介する。また、私達の研究グループが開発した生体適合性高分子によるインジェクタブルゲルを用いた癒着防止材について、その特徴などを紹介する。
【講座内容】
1.固体状癒着防止材の現状について
2.インジェクタブルゲルについて
3.インジェクタブルを用いた低侵襲式癒着防止材の開発研究最前線
4.キチンナノファイバーゲルを用いたインジェクタブル癒着防止材の開発
5.組織再生能を併せ持つインジェクタブル癒着防止材の開発
【質疑応答】
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【16:40~17:30】
【第6部】 フィルム状ゼラチンからなる新規癒着防止材の特徴、有効性
グンゼ株式会社 メディカル事業部 江津 宗昭 氏
【講座主旨】
術後癒着は、疼痛、腸閉塞や不妊症などの合併症、再手術時の癒着剥離に伴う臓器損傷などのリスク増加の原因となっている。現在、複数の合成吸収性癒着防止材が臨床において広く使用されているが、それぞれに特徴があり利点と課題を抱えている。我々は、既存製品の課題に対して独自技術により適度なコシと柔軟性を有するゼラチンフィルムを開発した。本講演では開発の経緯から、薬事承認取得までの道のりについて報告したい。
【講座内容】
・当社の事業展開
・開発の経緯
・開発品の特徴
・治験成績
・使用方法
【質疑応答】
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