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コラム

リスクから始まる言葉は(JIS Q17025 改正ポイントの続き)

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 試験所及び校正機関の能力に関する要求事項を定めた国際規格の改正に整合させるため、JIS Q17025 の改正が行われました(2018年7月20日)。

 

---   JIS改正ポイントの続き (3)JIS Q 9001 との整合   ---

 

 リスクから始まる言葉は、、、、沢山ありますね。リスクアセスメント・リスクマネジメント・リスクガバナンス。。。。とか、

 

 リスクの基本概念は、GUIDE 51です。

 ISO9001:2015年度版を取得している企業の方々は、「リスク及び機会」への取組みとして、ご存知の方も多いでしょう。

 ISO/IEC GUIDE 51(JIS Z 8051)での「リスク」とは、「危害の発生確率及びその危害の程度の組合せ」と定義しています。

 一方、ISO/IEC17025:2017のJIS 2018年度版が発行されました。改正の一つには、このリスク概念(ISO9001:2015との整合)が組込まれたことです。

 

【リスク概念】 

--先ずこれが重要なこと。「絶対安全は存在しない」ことの認識(心の声:ミスは絶対ないとリスク嫌いの日本人。リスクを確率的に発想しましょう。ミスをしない人間はいない)。

--だからこそ、どこまでが「許容可能なリスク」なのかを問うこと(心の声:許容可能な判断は自分が基準ではない。社会一般的な判断が必要)。

--そのためには、ここが難しい。グレーゾーン「合理的に予見可能な誤使用」の概念(心の声:品質システム上、事前予防・対策はどこまで予見しておくのか。毎回、同じような不適合事項の発生。なぜ、事前に予防・対策しない。仕方ないことなのか)。

--品質システム上、どこまでが、リスクを負えるのか。リスクアセスメント(評価)しましょう(例 R-Map法:リスクマトリックス、発生件数だけではなく重大度に応じて)。

--品質システム上、リスクの順位付けは3ステップメソッドである(リスクに対し、妥当性確認及び文書化への要求である:ISO9001)。

 

 と言うことで、

 新たなJIS Q 17025:2018では、予防処置の項目が削除され(再発防止対策ではなく、リスクに基づいて、より事前の未然防止対策へ)、リスク特定の結果、実施された改善の有効性の効果を確認することが要求されています。また、これは、品質マネジメントシステムの継続的な改善計画を要求し、運用していかなければなりません(継続性:PDCAサイクルを忘れずに)。

 そのような品質目標を年度ごとに設定し、達成の確認をしていくことが必要ですね(品質方針とは別に)。

 

【オープンイノベーションで切り拓く新規事業創出を目指しています】 

 

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