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コラム

新たな質量の単位「キログラム」(11月1日は「計量記念日」)

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【キログラムの新定義へ(念のため、新たな定義への移行はまだです)】

 キログラムの新たな基準は、プランク定数の値を正確に6.62607015×10-34Jsと定めることによって設定されます。

 新しい基準(スタート)は「プランク定数」ね。そうかと思いながら。。。

 そして、1キログラムは、「波長633nmの光子1個が吸収されたときに約1.05×10-27m/sの速度変化に生じる質量」とあった。

 定義説明は、もっと難解でした。

 以前、アインシュタインが、「重力質量」と「慣性質量」の二つの違う概念について、「一般相対性理論」により、同等性について述べられました。私には、未だに、この違う概念ということは同じではないと感じるのだが、この二種類の質量は完全に一致するらしい。

【キログラムの現在の定義】

 1キログラムの定義(基準)は、「国際キログラム原器の質量」である。

 シンプル・イズ・ベスト(1kg原器。その質量の約100年にわたる安定性は50 µg 程度と推定されている。これは1kgに対して1億分の5(5×10-8)のわずかな変動幅である:産総研のホームページ2017/10/24より)は、基準としては、“あいまい(不十分)”なのか(^^;)これでもいいかな。

 

 「キログラム」の定義が改定されるときには、同時に、電流の単位「アンペア」と物質量の単位「モル」、そしてこれら3単位とは独立に熱力学温度の単位「ケルビン」の計4単位の定義も変わる予定になっています。

 

【余談】

 JEMICでは、主に電気の単位について、産業界に標準を供給しています。この時、思い出されるのが、量子ホール効果、ジョセフソン効果の意義について(1997年:日経サイエンス)の記事です。

 「量子ホール効果が使われた新製品が開発され、私たちの生活に大きな影響を与えるとは考えにくい。超強磁場と超低温が必要で、費用がかかること実際の応用には障害となるだろう。しかし、研究者にとっては別である。ホール抵抗の平坦部によって、実験室で正確な抵抗標準を手に入れることができることから、さまざまな恩恵がもたされるだろう。

・・・・(中略)」そして、最後に・・・・

 「自然界には、まだまだ誰も想像したことのない奇妙な状態が隠されているかもしれない。量子ホール効果は、このような奇妙な状態の一例である。私たちは、このような奇妙な状態がまだほかにあるかも知れない、という期待を抱かせてくれたことに対して、深く感謝しなければならないだろう。」と締めくくられていました。

 

 深く感謝!2016年:重力波の発見。次は“重力子(グラビトン)”の発見に期待!

 

【オープンイノベーションで切り拓く新規事業創出を目指しています】

 

  JEMICは、電力及び電力量の分野で指名計量標準機関として指名を受け、NMIJを補完して「標準の開発・維持」を行っています。また、電気、温度、光の分野では、特定標準器又は特定副標準器を用いたjcss校正、加えてJCSS登録事業者としてのJCSS校正など、上位標準器から現場計測器まで校正範囲を広げ、NMIJと産業界を結んでいます。
 JEMICは、公正・中立な校正機関としてNMIJと産業界を結ぶパイプ役です。

 これからの新たな課題に取り組み、多種多様な企業と共創することによって、解決できるよう取り組んでまいります。お客様からのご意見・ご相談・お問い合わせをお待ちしております。お気軽にご相談ください。

(事業開発室)

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