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本社において、ディジタルパワーメータ等で高調波電圧及び高調波電流を計算できる機能を有する機器に対して、JAB認証による国際規格ISO/IEC 17025に適合した校正を実施しております。
スイッチング電源などのコンデンサインプット型電源では、対策を行わない場合には高調波電流を発生し、機器の誤動作や電力系統に接続するコンデンサ等の発熱が問題となるため、当該機器を製造する事業者に向けては、JIS C 61000-3-2などにより、高調波電流発生限度値を設けています。
また、自家発電による電力の売電に伴い機器を設置する事業者に向けては、電力系統への高調波電流の流出を低減する目的で、高調波抑制対策技術指針が制定されています。
高調波電流の算出に関しては、接続される機器等から所定の計算書により高調波流出電流を求めることが多いと思いますが、17025校正された機器の使用により実際に発生している高調波成分を正しく測定する際にご利用ください。
校正範囲及び不確かさ
校正範囲 |
校正の不確かさ (信頼の水準約 95 %) |
|
基本波電圧 100 V |
基本周波数:57 Hz又は60 Hz 高調波電圧:0.1 V以上20 V以下 高調波次数:2次~40次 |
0.020 V~0.040 V |
基本波電流 5 A又は2 A |
基本周波数:57 Hz又は60 Hz 高調波電流:0.001 A以上0.5 A以下 高調波次数:2次~40次 |
0.001 0 A~0.003 0 A |
※ 校正点により校正の不確かさは異なります。
また、校正の不確かさは、校正範囲で一番小さなものを記載しています。
画像提供:横河計測(株) WT5000 | 画像提供:日置電機(株) PW6001 |
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