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表面を粗化したニッケルめっき 2

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以前ご紹介致しました表面を粗化したニッケルめっきに

ついて、今回もう少し詳しくご紹介致します。

 

まずニッケル皮膜というのは、電子部品や自動車部品等に

よく利用されています。弊社でもしかりです。

手掛けているほぼ全てに処理している位ニーズが多く、管理も

さほど難しくないというところで、扱い易いものだと言えます。

近年はニッケルアレルギーが注目されていて、それに変わる

めっき被膜の研究が行われてきた背景がございます。

(弊社でも研究しているスペキュラム合金めっきもその一例です!!

 

特に人体に近づけて使用する携帯電話や、宝飾品に使用されるニッケルは既に

ヨーロッパでは規制対象となっておりますので、それならば代替材料で工夫するしか

ないとのことで、材料開発が進むわけですね。

 

しかしながら、ニッケルの機能に至っては、高硬度ながら貴金属に比べると価格も

安く、艶のある光沢を出すことが可能な金属であり、良好な耐食性を誇る優れものの

素材です。こうした特長から、様々な業界で広く利用されています。

また、興味深い表面処理のひとつとしては、ニッケルの円滑な金属表面とは異なった

趣のある粗化された状態で処理されるニッケルめっきです。

 

表面をわざと粗化している処理というのは、薬品によるエッチング処理(めっきの反対

ですね)が主流です。需要もあり、そうした薬品も用途に合わせて開発されています。

但し、これまでめっきで粗化するということはあまり考えられていない部分でした。

めっきは、素材表面の状態がダイレクトに影響されます。例えば、素材が凹型であれば

窪みの部分への処理は可能ですが、窪み部分をめっきで埋めることはほぼ不可能です。

このように、素材を被覆する世界はミクロの世界ですから、穴埋めする方がハードルが

高いという事情があります。

 

このミクロの世界に着眼した方は、目の付け所がスゴイなと関心してしております。

そのレベルで凹凸をめっきの成長方向に鋭角につけたら、それもまたひとつの新機能と

ならないかというわけですね。

これが、表面粗化したNiめっきの特徴です。ベースはニッケルですので、従来の特長を

そのままに、表面積を広げることを可能にしました。加えて、先日弊社で密着性の確認

を行う為にテープテストを試みましたが、そのテープが表面にくっつかないのです。

これには驚きました。先端部分の面積が小さくなることで、テープが接着しなくなるとは

想像していなかったので、きちんと粗化されているのを経験してしまったのです。

 

まだ実績とまではまいりませんが、可能性は様々に考えられる表面処理のひとつだと

考えます。皆さま側でこうしたことに使えないかというご提案がございましたら、ゼヒとも

ご相談くださいませ。未来の用途は、私どもはまだまだ勉強不足ですが、処理そのもの

に関しては素材や使用条件等を含めまして、ご提案することが可能です。

 

決められた部分の表面積を広げる処理のひとつとして、ご関心をお持ち頂けましたら

幸いです。

 

 

 

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