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Q&A

めっきは剥がれる?

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めっき豆知識  /  産業機械機器 電子・半導体

回答

 工業製品として納める以上、まず剥がれる事はございません!!

 

                     

 

                   「めっきが剥がれた」

 

本来の部分が露出したという意味で、あまり良い表現として使用されていないイメージが

ついて回るのですが、皆さまはどのように感じていらっしゃいますか?

 

めっきとは水溶液中に金属イオンを溶かし込み、ターゲットとする素材表面を覆う方法です。

電気を使用する電解めっきと使用しない無電解めっきとに方法がわかれますが、弊社では

ご依頼の大半は電解めっきにて処理しております。どちらかひとつを選択することもあれば、

コンビネーション処理をする事もあり、選び方はケースバイケースです。素材の材質や大きさ、

めっき金属によって適した方法も変化しますので、その辺りはお客様と相談の上で進めて

まいります。

 

素材の上を金属が覆っているのであれば、膜には変わらないから剥がれるのではないのか

というご心配はそのとおりです。実際に金属との相性が非常に悪い素材も存在いたします。

そういった素材に処理を行うのはプロとしての知恵と経験がモノをいうワケですが、被膜が

剥がれる時というのは処理している際に発生いたします。結果があれば、起因するものが

存在するわけですので、剥がれる原因は追究していくプロセスを常にとっております。

原因がわかればお客様にフィードバック差し上げ、どうしてもわからなかった場合にも同様の

工程を得た後で、改善可能か断念かを判断していくようにしております。

 

被覆するのが金属素材であれば、金属同士は条件によって拡散現象を起こしますので、

原子が金属との間を移動する事で、密着性は強固になります。こうした状態でめっきが

剥がれてくるのは、剥がれるというよりも表面に何らかの力が加わることによる磨耗とも

考えられます。よくジュエリーには装飾用のめっきが処理されておりますが、金属の光沢

を保つために磨くのもひとつの手段です。磨き布には研磨機能がありますので、表面を

少しずつ削っていく事になります。その表面を磨いていって素材が露出してしまえば、

めっきが剥がれた状態であると言えます。

剥がれたというよりも、磨耗してめっき層がなくなったという状態です。

 

但し、使用条件によっては剥がれることもございます。

しかしながら、お客様とのやり取りの際には製品について剥がれの無いことというのは

まず図面等に記載されており、納品前の検査でそうした不良は検出します。

工業製品は、多くの人の手を渡って不良のない状態に近づけて世に出るものですので、

剥がれといういわゆる不良は発生しにくいのが現状です。

 

私自身、めっきは剥がれるという表現を聞くと、

「そんなに簡単ではないし、剥がすほうが大変なのに…」

この人はめっきのことを知らないんだなと、じっと観察している自分に気づかされます。

 

 

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