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製品・技術

粗化ニッケルめっき

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今回は、粗化ニッケルめっきについてご説明致します。

これまでにも何度かご紹介しておりますが、最新のデータ

も含め、改めてご紹介致します。

 

粗化ニッケルめっきとは、表面が非常に粗いニッケルめっきです。

表面が粗いので、アンカー効果により、樹脂との密着性を格段に

向上させます。

 

用途と致しまして、例えばパワー半導体の樹脂成形部品。

一般的には、ニッケルめっき後ワイヤーボンディングを行い、

樹脂成形致しますが、普通のニッケルめっきだと密着性が

悪く樹脂が剥がれてしまうことがあります。

密着性を向上させるためにニッケルめっきをエッチングする

方法もありますが・・・

 

粗化ニッケルめっきだと、めっき工程だけで粗い表面を作る

ことができるので、工程の簡素化、低コスト化が実現できるのです!

 

そんな粗化ニッケルめっきの外観はこのような感じです。

 

 表面が粗いため光を乱反射させ、光沢が全くありません。

 

SEM画像で見てみると、表面が粗いのがよく分かります。

膜厚3μmの表面を10000倍で観察した画像です。

 

 粒子が棘状になっています。樹脂がこの棘の隙間に入りこみ、

アンカー効果で密着性が向上するのです。

 

粗化ニッケルめっきは、膜厚を変化させることで、表面粗さを

調整することができます。

 

接触式表面粗さ測定を行った結果、

膜厚0.5μmだと、Ra 36nm

    3μmだと、Ra 107nm

膜厚が厚くなれば、表面の粗さがより粗くなります。

 

樹脂との密着強度を測るカップシェアテストの結果、

普通ニッケルめっきが 12Mpa

粗化ニッケルめっきが 40Mp

粗化ニッケルは普通ニッケルの3倍以上の密着強度を示しました。

ただ、樹脂との相性があるようで、全ての種類の樹脂でこの結果

になるとは限らないようです。

 

また、表面が粗いことで表面積が広くなるので、ヒートシンクとしても有効です。

 

 

以上、粗化ニッケルめっきについてご紹介させていただきました。

下記リンクにも、粗化ニッケルめっきについて書かれておりますので、

よろしければ合わせてお読み下さい。

 

もしご興味を持たれた方は、お気軽にお問い合せ下さい。

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