モジュール構造(modular construction)とは、おもにエンジンの整備性を考えて、全体をいくつかのグループ(モジュール)に分割しやすくした構造をいう。
たとえば、ホットセクションは運転中は高温に曝されるため、一般的にコールドセクションに比べて劣化の進行が早い。
このため、ピストン・エンジンのような完全オーバーホールを避け、劣化の進行程度に応じて点検や整備を行うが、モジュール構造にしてあるとこれが容易になる。
モジュールとしては、ファン、低圧コンプレッサー、高圧コンプレッサー、燃焼室、高圧タービン、低圧タービン、ギアボックスといった分け方をするが、一部のモジュールはエンジンを機体につけたまま交換することもある。