ランディング・ギア(landing gear)とは、航空機の機体を地上で支持する機構のこと。
降着装置、着陸装置、アンダーキャリッジ (under carriage) ともいう。
通常は車輪と緩衝装置からなるが、雪上用のスキー(ski)、水上用のフロート(float)、また、離着陸滑走が不要なヘリコプターではスキッド(skid)などを備えることもある。
艦載機ではアレスティング・フック(arresting hook)を含む。
フロート、スキッドなどを除くと着陸脚と呼ばれることも多い。
登場初期の航空機は、主に機体に固定された着陸装置を用いてこられたが、航空機の高速化、高性能化が進むにつれ、空気抵抗や機動性、空力特性が見直され、21世紀現在では多くの旅客機や戦闘機が引き込み式(格納式)となっている。
小型の機体や高速飛行を行なわない機種(主にヘリコプターや小型プロペラ機)は固定式の脚を持つものがある。