耐空証明(airworthiness certificate)とは、航空機の強度・構造・性能が安全性及び環境保全の為の技術上の基準に適合するかを検査し、その基準に適合していることを認める証明のこと。自動車の車検にあたる。
日本の国籍を登録された航空機については、国土交通省で定める基準に基づき国土交通大臣が認定する。国際的にはアメリカ連邦航空局(FAA)などが同様の認定を行なっている。
耐空証明検査を受けて、安全性及び環境保全の為の技術上の基準に適合すると認めた場合には、耐空証明書が交付される。
耐空証明書の有効期限は1年だが、航空運送事業(航空運送事業者)で使用される航空機については国土交通大臣が定める期間となる。
また、航空機は有効な耐空証明を所持し、そこで指定された航空機の用途と運用限界の範囲内でなければ航空の用に供してはならないと航空法第11条で定められている。
耐空証明は航空機を飛行させるために必要な証明であるが、例外として大臣の許可を得た試験飛行は認められている。