■概要
自動車で使用される薬品の多くは第4類危険物に含まれるため、使用部品にも耐薬品性能が求められます。
薬品の危険性や試験実績などから種々の試験方法をご提案いたします。
耐油・耐薬品試験では、主に試験試料の浸漬試験・点滴試験などによる評価を行います。
■特長
供試品の使用環境に合わせて可能性のある試液・試薬品を選択した上で、試験品に塗布・浸漬して、その結果としての外観上の問題や性能に関わる問題について評価いたします。
主な規格はJASO(ISO)になりますが、お客さま独自の規格に基づいた試験も実施しております。
その他、お客さまの生産現場で使用する油脂に対するサンプルへの影響や、市場不具合の原因調査・再現実験目的による所定の試薬に暴露させる試験などにも対応します。
■試験項目例
【試験の例】 エンジンオイル、ガソリン、軽油、ブレーキ液、バッテリ液、不凍液、ウォッシャ液、防錆液
【評価項目】 電気・機械的性能、外観(変形・変色・光沢度・亀裂・破損・膨れ)、硬化、軟化
【試験環境の例】 塗布、浸漬、高温、低温
※温度、浸漬時間等、即時規格に対応しますので、ご相談下さい。
■設備紹介
温度環境を与えるのに、次の設備を使用しております。
試験用恒温槽または恒温恒湿器(代表試験機)
・小型高温チャンバー(~300℃)ESPEC/STH-120
・恒温槽(~270℃)ヤマト/DNF401
・恒温槽(~200℃) ヤマト/DNE401
・恒温恒湿器(-20~+85℃ / 40~95%rh)
ESPEC/LHU-124
■対応規格
JASO D 014-5 自動車部品―電気・電子機器の環境条件及び機能確認試験―第5部:化学負荷(ISO 16750-5相当)
ISO 16750-5 Road vehicles
- Environmental conditions and testing for electrical and electronic equipment
- Part 5: Chemical loads
■その他
お客様独自の試験規格生産現場で使用する薬品・油脂などの耐性試験再現実験目的の試薬暴露試験
■試液の塗布方法(JASO D014-5より)
1.指定の塗布方法にてサンプルへ試薬を塗布
2.指定温度/指定時間にてサンプルを暴露
- サイト内検索
- クオルテック公式サイト
- 新着ページ
-
- 高温と低温の液媒体へ浸漬を繰り返し、急激な温度変化を与える「液槽冷熱衝撃試験」 (2024年03月19日)
- ガラス材の内部にレーザ加工する事により、表面に凹凸のないマーキングが可能です。 (2024年03月05日)
- CP加工(イオンミリング)による超精密試料 (2024年03月04日)
- 試料を樹脂に埋めず水を使用しないことで、水分に弱い試料でも断面作製できます。 (2024年03月04日)
- ポータブル吸引ポンプ雰囲気中のガス成分の採取 (2024年02月20日)