イベント名 | 基礎から学ぶフィラー活用術 |
---|---|
開催期間 |
2019年04月17日(水)
10:30~16:30 |
会場名 | 東京・港区浜松町 芝エクセレントビル B1F KCDホール |
会場の住所 | 東京都 |
地図 | https://www.science-t.com/hall/20034.html |
お申し込み期限日 | 2019年04月16日(火)16時 |
お申し込み受付人数 | 30 名様 |
お申し込み |
|
~種類・性質・選定・配合/表面処理・界面制御/混練・分散/ナノコンポジットまで~
フィラー配合に取り組む初級~中堅技術者の方に贈るフィラー活用技術セミナー
フィラーの機能を最大限に引き出し、優れたコンポジット素材を開発するために必要な技術情報を解説いたします。
フィラーの理解を深める説明(フィラーの種類・性質・機能と選定ポイント等)から、フィラー/ポリマー界面状態とコンポジット特性との関係、界面制御のための表面処理技術、そしてポリマーとの混合・混練技術、さらにナノコンポジットの本質と可能性まで迫ります。
コンポジット研究開発歴40年の講師が、理論に加え企業の研究開発現場で役立つ示唆に富んだ実際情報を伝授します!
講師 |
富山県立大学 客員教授/信州大学医学部バイオメディカル研究所 特任教授
理学博士 永田 員也 氏
1979年 神戸大学工学部工業化学科卒、同大学院工学研究科修了、同大学院自然科学研究科博士課程修了(理学博士)
1981年~1990年 昭和電工株式会社川崎樹脂研究所
1990年~2008年 岡山県工業技術センター
2008年~2014年 旭化成ケミカルズ(株)樹脂総合研究所 特級高度専門職
現在 富山県立大学 工学部 機械システム工学科 客員教授(文部科学省招聘研究員)および信州大学医学部バイオメディカル研究所 特任教授を兼任。
一貫して「フィラー充填プラスチック・ゴム複合材料、ポリマーアロイに関する研究、異種材料接着に関する研究、医療用高分子材料に関する研究」に従事。文部科学大臣「科学技術賞技術部門」、日本接着学会賞、日本接着学会論文賞、日本ゴム協会論文賞、金属学会技術開発賞ほか6件を受賞。
受講料(税込) |
48,600円(本体45,000円+税3,600円)※資料・昼食付
キャンペーン!2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の24,300円)
趣旨 |
フィラーはポリマーと複合化し、ポリマーの特性を大きく向上させたり、新たな機能を付与するために用いる無機・有機化合物であり球状、板状、繊維状の多様な形状で、数十μm~数nmの幅広いサイズで、かつ多様な化合物が利用されています。
所望のフィラー充塡コンポジットを得るためには、フィラーそのものの十分な理解と選択が必要となるほか、ポリマーの種類に合わせた分散性の均質化や複合界面の設計のためのフィラー表面処理、ポリマーとの混合・混練技術といった多岐にわたる知見が必要となります。これらの一連の技術により要求特性に合致したフィラー充塡コンポジットが実用化されていますが、経験則で検討が進められる側面もありその理解を難しく感じられる方もいると思います。
本講座では、この分野で40年近く研究開発に携わっている経験に基づいて、上記の技術を俯瞰し系統的に理論づけした内容を解説します。また、実務に活用頂けるよう各技術の実際やノウハウ・ポイントも押さえて解説します。
現在開発競争にしのぎを削っているナノコンポジット、カーボンコンポジット、高熱伝導性コンポジットなどの研究開発にはこれら技術の理解がなければ、ブレークスルーが出来ないと考えています。
現在、取り組まれている課題解決の一助になればとの思いで講演します。
プログラム |
<得られる知識・技術>
・フィラーに対する基礎知識
・フィラー充塡コンポジットの配合設計と特性の考え方
・ナノコンポジットの位置づけ
・分散・界面評価技術の現状 など
<プログラム>
1.フィラーの基本理解
・ フィラーの役割
・ 組成物の特性改善・機能性付与におけるフィラー作用効果の原理
・ フィラーの能力を引き出すための要点
2.フィラーの化合物としての分類と性質・機能
・ 難溶性塩フィラー
・ 天然複合酸化物
・ 合成複合酸化物
・ 酸化物
・ 水酸化物化物&窒化物
・ 炭素系&ポリマー系
・ 機能性フィラーの代表例とその機能
・ フィラーを化合物として捉えることの重要性
・ 用途・目的に応じたフィラー選択のポイント
3.フィラーの表面処理と複合界面の制御
・ フィラーの表面とその形成過程
・ 表面処理の目的と表面処理剤の役割
・ 表面処理剤の種類とフィラー表面との反応機構
・ シランカップリング剤の用法と表面反応およびその解析
・ 機能性フィラーの表面処理のポイント
・ 表面処理の方法とノウハウ
・ 乾式処理
・ 湿式処理
4.ポリマーとフィラーとの混合・混練技術
・ ゴム・熱可塑性樹脂の混練のポイント
・ 熱硬化性樹脂の混合と分散のポイント
・ ポリマー/フィラー界面状態とフィラーの分散性・組成物の特性との関係
・ ポリマー/フィラー界面の評価方法
5.ナノコンポジットの現状と可能性
・ ゴムを先達としたナノフィラーの活用術と分散技術
・ ナノコンポジットの現状
・ ナノコンポジットで出来ること・出来ないこと
・ ナノコンポジットの本質と今後の展開-ナノフィラーでなければ実現しない特性は何か!
□ 質疑応答 □
━━━━━━━━━━━━◆キャンペーンについて◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━
≪お申し込み方法≫
お申し込みページ一番上の連絡事項欄に「2名同時申込み」希望の旨と、
2人目の受講者様の情報(お名前・メールアドレスは必須)をご入力ください。
住所等が申込者様と同一の場合は、省略いただいて結構です。
・2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。詳細は別途ご連絡いたします。
・同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
・3名様以上でお申込みの場合、3人目以降は定価の半額で受講できます。
・受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
・請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。ご希望の場合はお知らせください。
・他の割引は併用できません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
---------------------------------------------------------------------------------------
○お申し込み後、サイエンス&テクノロジーより確認のご連絡を差し上げます。
○受講料は銀行振込、または当日会場にて現金でお支払いください。
○お申込み後、ご都合が悪くなった場合は代理の方のご出席も可能です。
やむなくキャンセルされる場合は、下記のキャンセル規定で承ります。
◇キャンセル規定◇
開催日から逆算(営業日:土日・祝祭日等を除く)いたしまして、
・開催7日前以前でのキャンセル: キャンセル料はいただきません
・開催3~6日前でのキャンセル: 受講料の70%
・開催当日~2日前でのキャンセル・欠席: 受講料の100%
※受講料入金後での7日前以前のキャンセルについて、返金の手続きが発生した場合の振込手数料はお客様負担とさせていただきます。
---------------------------------------------------------------------------------------
※お申し込み詳細についてはQ&Aにも掲載しております。
- サイト内検索
- ページカテゴリ一覧
- 新着ページ
-
- 5/22【セミナー】医薬凍結乾燥における基礎原理の理解と必須知識 (2019年02月19日)
- 4/16【セミナー】医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (2019年02月19日)
- 4/15【セミナー】製薬企業における品質リスクマネジメントセミナー (2019年02月19日)
- 5/30【セミナー】実務に役立つ!撹拌の基礎と応用 (2019年02月18日)
- 3/28【セミナー】現場で使えるAI技術(人工知能)と社内実施体制の構築 (2019年02月18日)
- 3/29【セミナー】洋上風力発電を中心とした風力発電の最新動向と今後のビジネス・チャンス (2019年02月18日)
- 4/26【セミナー】医薬品の試験検査室/製造工程におけるOOS/OOT事例考察とデータインテグリティの強化 (2019年02月17日)
- 4/22【セミナー】省エネ蒸留技術の総合知識と最新動向 (2019年02月17日)
- 5/17【セミナー】接着技術のトレンドと技術動向 (2019年02月17日)
- 4/26【セミナー】非GLP試験での信頼性基準試験におけるリスクベースドアプローチを用いた信頼性保証<ワークショップ:事例を用いた演習> (2019年02月16日)