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製品・技術

金属3Dプリンター造形 クローズドインペラの紹介

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金属3Dプリンター造形  / 2022年01月20日 /  産業機械機器 鉄/非鉄金属 先端技術

クローズドインペラ(金属3Dプリンタ―造形+2次加工[研磨処理])

金属3Dプリンター(Additive manufacturing、金属積層造形法)を用いて製造した部品事例を紹介します。

ポンプなどに使用されるインペラ。
特に羽根部(インペラ)が側板(シュラウド)に覆われている「クローズドインペラ」は、エネルギー効率が高く、幅広い分野で活用されている部品です。

東レ・プレシジョンでは、研磨処理を行い、高精度な部品に仕上げます。

クローズドインペラ

クローズドインペラ
材質:Inconel718

特長

  • クローズドインペラは羽根部(インペラ)が側板(シュラウド)に覆われているためエネルギー効率が高く液体の送液性能が高いインペラです。
  • クローズドインペラを機械加工で製作する場合、インペラとシュラウドを高精度に削り出すため、工具やNCプログラム、材質を考慮した加工など検討項目も多く、その製作難易度は高くなります。
    金属3Dプリンターならば3Dモデルからダイレクトに製造可能でコストメリットや、出口間隙幅が狭められ設計自由度もUPします。
  • 金属3Dプリンターの造形だけでは、インペラやシュラウドの表面が粗く、流体抵抗が大きく設計性能が出ません。
  • 東レ・プレシジョンでは、設計性能を発現させるために流路研磨を実施します。
    表面粗さも研磨前Ra20µmから研磨後Ra0.5µmに改善させることが可能です。
  • 高速回転するクローズドインペラはケーシングとの高精度な嵌め合い公差が必要です。
    東レ・プレシジョンではラビリンスシールなど重要箇所の加工も対応可能です。
  • ロケットエンジン用ターボポンプインペラの試作で造形&加工ノウハウを多く培いました。1個の試作から量産までご相談下さい。

製品事例

クローズドインペラ
試作製品事例
:クローズドインペラ
応用分野例
:航空宇宙、医療、自動車 等
応用機器例
:ロケットエンジン用ターボポンプインペラ
冷却液循環用ポンプインペラ
ポンプインペラ
掲載品の材質
:Inconel718
掲載品の大きさ
:Φ50×H20mm
製造工程
:金属3Dプリンター、旋盤加工、流路研磨

■造形後の2次加工例

クローズドインペラ1

造形+サポート除去後
(表面粗さ:Ra20μm)

クローズドインペラ2

仕上げ加工後(内面研磨実施)
(表面粗さ:Ra0.5μm)

技術資料

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