マウス組織に投与した低分子化合物の濃度分布測定に成功!
生体内薬剤イメージング装置
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生体への薬剤作用機構解明の新たな手法として
「生体内薬剤イメージング装置」を開発。
特許出願番号:PCT/JP2015/053615
低分子化合物(薬剤)の体内での濃度分布を、蛍光物質を用いないで、組織内でそのまま測定できるこれまでにない方法を可能にしました。
薬剤が生体組織内で局所的に存在する様子を測定できるので、薬剤の作用機構の解明と新しい治療薬開発への応用が期待できます。
装置の無料デモを実施中!
※デモ機は持込ができませんので、弊社指定の場所での実施となります。
※サンプルによっては有料になる場合がございます。別途お問い合わせください。
【装置の特徴】
1.装置調整頻度--------------------連続無調整
2.電源オン後の測定可能時間---------即時測定可能
3.設置後初回測定調整所要時間-------2時間以下
4.ダイレクト測定--------------------蛍光物質を用いない測定
5.小スペース、低価格化------------フェムト秒レーザー1台のみで構成
【本技術が活用出来る試料及びサンプル】
1.非破壊・非接触測定
2.分子構造の特定
3.試料の深さ方向の分布測定
4.大気中常温で水分を含む試料
5.植物、昆虫、魚類などの測定 (※測定物によっては計測出来ない物も御座います)
生体内薬剤イメージング装置の概要
■広帯域・高分解能スペクトルを一括で測定
分子構造の違いが大きく反映される指数領域を一括で測定でいます。
■小分子薬剤のラマンスペクトル測定
麻薬薬など小さな分子構造のものでも前処理せずに測定することができます。
■水分子による背景信号の除去
生体試料中の水分子の信号を除去することで高コントラストでの観測が可能です。
■電動制御ステージ
電動3軸ステージにより、1次元、2次元、3次元のスキャン測定が可能です。
■高い空間分解能
コヒーレントアンチストークスラマン散乱(CAES)測定を採用。
■厚みのある試料にも対応
作動距離の長い対物レンズを採用したことで、厚みの試料の測定が可能です。
生体内での薬剤分布を観測した応用例
マウスの角膜に薬品を浸透させ、角膜内部に浸透した薬剤のラマン信号を指標にして、深さ方向の濃度分布を測定しています。
測定には生体組織に浸透しやすい金赤外線を用いているため、生体内部の様子を観察することができます。
Nature SCIENTIFIC REPORTS
Nature Publishing Groupの発行する科学誌Scientific Reports国際科学誌 2015年9月15日にオンライン版で発表されています。
PDF版のレポートを無料でダウンロードできます。
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