東京都にある 金属技研株式会社の会社情報です。
事業概要 、製品・技術・サービス などを掲載しています。

金属技研株式会社の事業概要

金属工学の研究グループが成長した会社であり、熱処理を基幹にして多くの要素技術を駆使し営業しております。業務の管理は多くの分野に対応していることで、ISO9002を取得し運営をしております。その多くの分野とは航空機・宇宙開発・原子力・エネルギー等の特殊分野から鉄鋼・自動車・情報通信・環境といった一般分野まで極めて広範囲に亘っております。

金属技研株式会社の製品・技術・サービス

機械加工: チタン合金 , 銅合金 , アルミ合金 , ステンレス , 鉄 , YAGレーザー加工 , NC平面研削加工 , NC旋盤加工 , NCフライス加工 , ウォータージェット加工 , マシニング加工

試作品加工: 機械加工 , 光造型

熱処理: 曲り矯正 , 軟窒化 , 窒化 , 浸炭焼入 , サブゼロ処理 , 時効(エイジング) , 溶体化処理(固溶化熱処理) , 高周波焼入 , 真空焼入 , 雰囲気焼入 , 焼入 , 真空焼なまし , 雰囲気焼なまし , 等温
焼なまし , 球状化焼なまし , ひずみ取り焼なまし , 応力除去焼なまし(SR処理) , 軟化焼なまし , 完全焼なまし , 焼なまし(焼鈍) , 真空焼ならし , 雰囲気焼ならし , 焼ならし(焼準)

表面処理: 含浸 , コーティング , PVD

粉末冶金: フェライト , 金属

溶接: ロー付け , ブレーズ溶接 , ロボット溶接 , 電子ビーム溶接 , アーク溶接 , TIG溶接(アルゴン溶接) , スポット溶接 , アルミ溶接 , CO2溶接


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熱処理:
主な材質と熱処理目的
真空熱処理:超耐熱鋼・各種ステンレス鋼・合金工具鋼の溶体化・焼入・焼戻
雰囲気熱処理: 純鉄・パーマロイの磁性焼鈍
特殊熱処理: 浸炭・窒化・選択酸化
ニオブのベーキング処理、航空部品のろう付と熱処理、精鋳部品の熱処理
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接合技術:
接合技法 設備・環境 適用材料(異材を含む)
ろう付: 真空・雰囲気・高周波 Ni系・鉄系・銅系・チタン系・セラミックス系
拡散接合: 真空・真空加圧・HIP Ni系・鉄系・銅系・アルミ系・チタン系・セラミックス系
摩擦接合: 専用圧接機 鉄系・銅系・アルミ系・チタン系
ハニカムのろう付例、銅のろう付組立例、HIPによる拡散接合例、ホットプレスによる拡散接合例、摩擦接合例(SUS-Al)、摩擦接合例(SUS-Cu)、摩擦接合例(アルミ−ステンレス)
熱圧着(準拡散接合法)
■ 熱圧着について ステンレス素材やCu素材等(いずれも熱膨張係数が同であるもの)の薄板をエッチング加工したもの複数枚を重ねて一体化したものを加重と加温を施して接合する方法です。
この用途としてはセラミックス、水晶、半導体素子用の精度を要求される治具に活用されます。
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HIP技術:
HIP技術
■ HIP装置・HIP処理とは?
HIP(Hot Isostatic Pressing-熱間等方加圧)装置は加熱炉を内蔵した高圧容器を使用することによって、超高圧の不活性ガス(主にArガス)雰囲気の中で、高温加熱することができる装置です。
この装置を使用するHIP処理とは、被処理体に高温加熱と、ガス圧による等方加圧という相乗効果を与え、被処理体を構成する材料に塑性加工や、構成元素の拡散などの現象を与える処理です。
HIPによる鋳造品(AC4C)のボイド除去
カプセルのHIP処理
■HIP装置:圧媒ガス Ar Ar Ar・N2(Grヒーター) Ar Ar Ar Ar Ar
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溶接技術:
電子ビーム溶接: ジェット・タービンエンジンの部品組立
Tig溶接ロボット: 原子力部品・HIP缶の組立
Tig自動溶接機: 量産品の専用組立
EBW組立による銅缶、EBW組立によるアルミ缶
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焼結技術:
真空ホットプレス焼結: 一方向性焼結 セラミックス等の高温焼結が可能
HIP焼結 等方性焼結: 大物ビレットから部分的なライニングまで
ホットプレスによるセラミックス焼結例、HIPによる焼結(ライニング)例
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超塑性技術:
■ 超塑性(SPF)とは?
複雑な形状や、強度の高い金属など、従来は生産性や経済面で問題があった難しい成形をいいます。(Super Plastic Forming)
成形の特長は加熱された金型に超塑性材料(板)をセットし、ガスの圧力で膨らませて形状を得ます。この場合、雄雌どちらかの金型のみで成形できます。また、曲面を自在に組合わせた形状に有利です。
■ 超塑性成形用金型
超塑性成形では通常ガス圧によって成形するため(ガスブロー成形)、成形型は雄雌どちらかの金型のみで成形できます。
また、金型には成形ガス導入する機構、および金型内のガスを排出する機構が必要になります。
■ 超塑性成形の概要
超塑性成形では超塑性材料が高温において巨大な伸びを示す材料の特性を生かして、通常ガスブロー成形によってあたかも風船をふくらますようにして、形を成形します。
■超塑性成形機 基本機能 プラテン ワークエリア(mm):1240W×2440L×380H
温度域:常温~常用980℃(最大1010℃)
加熱源:上部 カートリッジヒーター180本 68kw
     下部 ニクロム単線ヒーター192本 132kw
圧下力:油圧圧下用ラムシリンダ 最大540TON(600usTON)
成形ガス 種類:非可燃性ガス(Ar,N2,Air,(He))
圧力:0~35.2㎏f/cm2(500psi, 3.45MPa)
金型最大サイズ 1100W×2350L×365Hmm, 自重4000kg
■ 超塑性材料
硬い金属材料、脆いセラミックスでも組織あるいは構造制御によって、高温における極めて優れた変形能、あるいは加工性を付与することが出来ます。
■代表的な超塑性材の化学成分 材質 C Si Mn Ni Cr Mo N Mg Cu V Ti Al Fe
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積層造形技術:
■ 積層造形(SLS)とは?
3次元CADデータに基づき、粉末にレーザーを照射して、直接造形する製造法です。複雑形状、オーバーハングを有する機能モデル及び、各種産業用試作金型等に利用できます。また、材料を変えることにより金属モデル、樹脂モデル、消失モデル等も製造できます。

表面処理:
■ イオンプレーティングとは?
真空雰囲気内でプラズマ状態をつくり、蒸着粒子をイオン化、励起粒子として活性化し、被処理物にコーティングする成膜法です。また反応ガスを導入し蒸着粒子と結合させ化合物膜を成形するのに極めて有効な方法です。
■ イオンプレーティングの特長
(1)単層・多層膜・セラミックス質皮膜の成膜
(2)合金膜・高融点金属膜の成膜
(3)緻密で強固な皮膜であり、つきまわりも良い
(4)低温処理可能なため母材の変形・性能低下が少ない

機械加工:
■ 弊社の特徴
熱処理・接合・HIPなどの前後の加工
チタン合金やNi基合金などの難削材を得意とする
曲面など三次元加工を独自のプロセスデータに基づいて加工する
特殊仕様の機械であるため、小物から大物など多種多目な活用が可能
同時5軸MCの加工例
大型MCによる精密加工例
同時5軸加工例
アルミ合金高速加工例

企業プロフィール

企業名
金属技研株式会社
企業名かな
きんぞくぎけん
住所
〒166-0003
東京都杉並区高円寺南1-27-12
ホームページ
金属技研株式会社のホームページ

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