「アイ スーパーUVテスター 納入事例」一覧

アイ スーパーUVテスター 納入事例
Solexel Inc. グローバル本部及び研究施設 様

太陽光発電研究開発用に超促進耐候性試験機『アイ スーパーUVテスター』SUV-W161を設置

第三者試験機関 オハイオ州ロレイン大学構内、スマート・マイクロシステムズの実験室。SUV-W161を使用して、外部からの委託照射サービスに対応している。

ELINA(オハイオ州メンター市)の社内実験室にも、2015年11月にSUV-W161が設置され稼働中。

第三者試験機関 RETCの実験室。カリフォルニア州サンノゼ市北郊フリーモント。SUV-W161を使用して、外部からの委託照射サービスに対応している。

太陽電池メーカー ソレクセル・インコーポレーテッド 社屋外観 カリフォルニア州サンノゼ市北郊ミルピタス

ソレクセル社の主力製品の一つ、軽量で柔軟なシート状の太陽電池パネル。

ソレクセル社の実験室に設置されたアイ スーパーUVテスター SUV-W161

お客さまの声：

ELINA社 Applied Opticsグループ／ Douglas N. Vermillion様

EYE Lighting International of North America, Inc.の光・環境グループ(ELINA AO)は、北米において超促進耐候性試験機『アイ スーパーUVテスター』(IWASAKI SUV-W161)の拡販と試験ビジネスを積極的に展開しています。2011年8月には、オハイオ州エリリアにあるロレイン大学(郡地域短大)に付属する産学連携研究機関のSMART Microsystems にSUV-W161を設置。SMART Microsystemsには電子工学や材料試験の経歴を有する専門家が揃い、関心のある企業に対してSUV-W161の照射サービスを有料で提供しています。このサービスは、米国を拠点とする塗料、材料、及び電子機器の多くのトップ企業に利用されています。

また、2012年7月には、カリフォルニア州シリコンバレー、フリーモントにある再生可能エネルギー試験センター(RETC)にもSUV-W161が設置されました。RETCは、世界中の太陽光発電産業の顧客に焦点を合わせた認定試験施設です。SUV-W161は、設置以降ほぼ継続して運転されています。ELINA AOは2015年11月、自社にSUV-W161の設置を完了し、この試験機を社内実験と外部顧客の両方で使用しています。SUV-W161による照射サービスは、ソレクセル(Solexel Incorporated)など北米の顧客への装置販売に結びついています。カリフォルニア州ミルピタスを拠点とするSolexelは、結晶シリコンをベースとする太陽光発電(PV)技術の開発を行っており、世界で最高性能の薄型ウェハシリコン太陽電池を開発しました。SolexelのPVセルは、重量制限のある屋上への設置に最適な、軽量かつ柔軟なPVモジュールを実現できます。このモジュールは、費用の嵩む支持機構を使用せずに直接屋根に取り付けることができるため、より低コストでの設置が可能となります。

Solexelは以前、ELINA AOのソーラーシミュレーション装置を導入し、その後RETCが提供するSUV-W161による照射サービスを利用していました。そして2015年10月、SolexelはRETCおよびELINA AOでの実績に基づき、自社用のSUV-W161を導入しました。SUV-W161は、Solexelのような企業が、PVモジュールのさまざまな材料の組合せや、試作PVモジュールを、迅速に試験評価することを可能にしています。PV産業は、PVモジュールの寿命を30年まで延ばそうと努力しており、Solexelはそうした目標の達成に向けて着実に歩を進めています。

主な納入器具：

アイ スーパーUVテスター SUV-W161(北米仕様)

アイ スーパーUVテスター 納入事例
(株)ロンビック 樹脂検査分析センター 様

正確かつスピーディな耐候性試験に貢献する「アイ スーパーUVテスター」

外部からの受託試験等に対応する「アイ スーパーUVテスターSUV-W161」

紫外線照度をタッチパネル上で設定し、照度を自在にコントロール出来る「アイ スーパーUVテスターSUV-W161」を使用して、信頼性の高い耐候性試験を実現している。

樹脂検査分析センターに設置されている「アイ スーパーUVテスター SUV-W161」

お客さまの声：

(株)ロンビック 樹脂検査分析センター／赤繁 悦史様

株式会社ロンビックは、樹脂コンパウンド事業を中心に樹脂販売事業、物流・業務サービス事業、樹脂検査分析事業など樹脂に関する幅広い事業を展開している会社です。分析事業に於いては、三菱ケミカルグループとして培った高精度の分析技術と豊富な経験を生かし最適な分析設計をご提案しており、さまざまな業種のお客様からの依頼を受け、汎用樹脂からエンジニアリングプラスチックに亘る広範囲の樹脂材料の分析・評価等を行っています。

樹脂検査分析センターでは、2017年3月、屋外条件下での暴露に対する耐久性試験に使用している岩崎電気の超促進耐候性試験機「アイ スーパーUVテスター」を新型モデルのSUV-W161にリニューアルしました。SUV-W161は各種サンプルに応じて高さの設定が出来るなど非常に使い勝手が良く、また、紫外線照度をタッチパネル上で設定し、モニターで確認しながら常に一定の照度を照射出来る点も評価しています。

メンテナンス性、操作性が向上した「アイ スーパーUVテスター SUV-W161」は、サンシャイン耐候性試験機の10倍以上の超促進効果により、試験期間の大幅短縮を可能にし、正確かつスピーディな耐候性試験の実現に貢献しています。

主な納入器具：

アイ スーパーUVテスター SUV-W161 - 1台

アイ スーパーUVテスター 納入事例
九州ナノテック光学(株) 様

世界初の高機能液晶調光フィルム製造技術を持つ企業の研究・開発に貢献する「アイ スーパーUVテスター」

高照度紫外線の均一な照射により、正確かつスピーディな耐候性試験を実現する「アイ スーパーUVテスター SUV-W161」

紫外線照度をタッチパネル上で設定し、照度を自在にコントロールできる「アイ スーパーUVテスター SUV-W161」を使用して信頼性の高い耐候性試験を実現し、研究開発における品質チェックのスピードアップに貢献している。

(解像前)高機能液晶調光フィルムは透明性が高く4Kでもきれいに解像するので、電源をOFFにすると透明になる新たなスタイルのディスプレイを開発するなど、ディスプレイ関連分野への応用も可能としている。

(解像後)高機能液晶調光フィルムは透明性が高く4Kでもきれいに解像するので、電源をOFFにすると透明になる新たなスタイルのディスプレイを開発するなど、ディスプレイ関連分野への応用も可能としている。

会社外観昼景

お客さまの声：

九州ナノテック光学(株)／代表取締役 馬場 潤一様、取締役 馬場 美津子様

大分県速見郡日出町に本社・工場を置く九州ナノテック光学株式会社は、機能性液晶フィルムなどを中心に光学フィルムに関わる材料・装置・製品の製造・販売及び研究・開発を受託する企業です。独自技術を生かした液晶フィルムを得意とし、電源がOFFの時には透明で、通電すると瞬時に白濁する「リバースモードフィルム」という極薄液晶調光フィルムを世界で初めて開発するなど、各種液晶フィルムの研究・開発を行っています。従来の調光フィルムは白濁の状態から通電すると透明に変わる「ノーマルモードフィルム」でしたが、「リバースモードフィルム」は通電しない時に透明な状態を保つことで使い勝手が高まると同時に、透明時は電気が不要のため省電力化に貢献することも特徴の一つとしています。さらに、液晶層自体に色を付けて多彩な色の調整ができるため、さまざまなご要望にお応えすることができます。

薄くて軽い機能性フィルムシートは、商業施設やオフィスビル、住宅などでプライバシーとプライベート空間を確保するスクリーンの役目を果たす建築資材として、また、透明度が高く映像投射も可能なためプロジェクタスクリーンやデジタルサイネージの演出にも使用できる画期的な製品として、日本だけではなく海外の企業からも高い評価をいただいています。最近は、窓ガラスにスモーク(曇り)を電気的に通電することで制御する車用フィルムなど、自動車業界にも需要が広がっており、国内外の市場へ向けて積極的に事業を展開しています。

材料・基材、部材の基礎研究開発に注力し、時代に先駆けた技術を追求し続けている九州ナノテック光学株式会社では、経済産業省の2018年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)に認定され、その助成金を活用して岩崎電気の超促進耐候性試験機「アイ スーパーUVテスター SUV-W161」を導入しました。メタルハライドランプ式の同装置は、キセノンランプやカーボンアーク式と比較して早く評価をすることが可能で、1年間の暴露量を最短48時間で再現できる驚異的な促進性を持つため、液晶材料の開発、構成材料の選定をする上での見極めをよりスピーディに行うことができる点を高く評価しています。

主な納入器具：

アイ スーパーUVテスター SUV-W161 - 1台

アイ スーパーUVテスター 納入事例
住ベリサーチ(株) 様

さまざまな産業分野の研究開発に、分析評価の総合センターで活躍を続ける岩崎電気の促進耐候性試験装置「アイ スーパーUVテスター」

「アイ スーパーUVテスター」が3台設置されている。

内部試料台

促進耐候性試験装置「アイ スーパーUVテスター SUV-W161」のタッチパネル表示画面

住ベリサーチ株式会社(大阪)の外観昼景

住ベリサーチ株式会社は、物質の組成や特質に関する試験・分析、並びに研究・調査の受託に関する事業を行っている企業です。衝撃試験や絶縁破壊試験など、多様な受託試験に対応し、さまざまな産業分野の研究開発や生産開発をサポートしています。

耐候性試験の分野では、規格試験に対応したキセノンランプ方式や促進性をさらに早めたメタルハライドランプ方式の耐候性試験装置が数多く揃っています。また、改造された「アイ スーパーUVテスター SUV-W161」を導入して、2021年11月に新たに制定されたJIS A 1501：樹脂製建具のメタルハライドランプによる促進耐候性試験方法に対応できるようになりました。

岩崎電気はメタルハライドランプ方式の促進耐候性試験装置「アイ スーパーUVテスター」を3台納入し、これらは各種受託試験に使用されています。建材、樹脂、塗料などが用いられている製品の材料は年々性能が向上し、長期間にわたって目につく劣化が発生しないようになりました。こうした高性能な材料を一定の期間内に開発するためには、人工的に劣化を促進させる耐候性試験が不可欠となります。太陽光の10倍以上の強い紫外線を発生させるメタルハライドランプを光源とする「アイ スーパーUVテスター」は、スピードアップが求められる現代の物つくりに対して迅速な耐候性試験を実現します。

主な納入器具：

アイ スーパーUVテスター SUV-W161 - 1台