BASA(Bilateral Aviation Safety Agreement)とは、航空機に関する相互承認協定を指す。
シカゴ条約及びその付属書においては、航空機の安全性の証明および維持並びに航空従事者の技能証明等は、航空機の登録国の責任であるため、国外の証明等をそのまま受け入れることはできない。
一方、国外から航空製品を輸入する場合や、国外の整備施設を利用する場合に、
自国と同等の安全制度・能力を有する国外の証明等を受けているものについて、再度自国の証明等のために審査を行なうことは、行政及び航空会社等の負担が大きい。
このため、自国と同等の安全制度・能力を有することを確認するとともに、相手国に責任・権限を明確化した上で、航空安全に関するBASAを締結することで、双方の安全性の証明等を受け入れを可能とし、審査の軽減・技術協力等を実現することができる。