ボーイング777X(Boeing 777X)とは、2020年に登場予定のボーイングの新型旅客機のこと。
世界最大の双発ジェット機で、ボーイング777をベースにし、たくさんの改良が行われている。
まず第一に、複合材料による折り畳み式の翼がある。より長く、より広く、ボーイング787の翼をベースにして設計されている。この延長により、旅行者1人あたりの燃料消費が競合機と比べて12%節約でき、ボーイング777の現行シリーズに対しては20%の節約が実現される見込み。
さらに、 GE・アビエーション社の新しいエンジンGE9X採用により、5%の効率向上ももたらされる。
777-8Xと777-9Xの2つのモデルが新しいシリーズに加わることになっている。
前者はエアバスのA350-1000(350席、航続距離17,220km)と直接競合し、後者はまったく独自のクラスに属する。
この最新鋭機は、座席の配置次第で400人以上の乗客を輸送することが可能となり、航続距離は15,185kmとなる見込み。座席あたりの運航コストがあらゆる商用飛行機のなかで最も低くおさえられる。