レシプロエンジン(reciprocating engine)とは、燃料の燃焼による熱エネルギーを作動流体の圧力(膨張力)として、まず往復運動に変換し、ついで回転運動の力学的エネルギーとして取り出す原動機のこと。
燃焼エネルギーをそのまま回転運動として取り出すタービンエンジンやロータリーエンジンと対置される概念でもある。
レシプロエンジンは、自動車や船舶、20世紀前半までの航空機、電化されていない鉄道路線で用いられる鉄道車両といった乗り物の動力源としては最も一般的なもので、他に発電機やポンプなどの定置動力にも用いられる。