空気予熱器（エアプレヒーター）

燃料を使用した産業加熱プロセスでは、バーナーに到達する燃焼空気を予熱することによりプラントの効率と生産性を向上します。

この空気を予熱するエネルギーの源は、プラントから排出される高温の排気ガスです。

カーボンブラックプロセスの炉に設置される空気予熱器（エアプレヒーター）は、リアクター用の燃焼用空気を予熱します。プロセスガスの熱は回収され、運転コストに以下のメリットがあります。

• 燃料消費量の削減
• 原料の流れを良くする
• カーボンブラックの生産量を増加させる
• 冷却水の消費量を最小化する

空気の予熱温度を上げることにより上記利点のほかにも、プロセスでのCO2排出量も削減します。

空気予熱器（エアプレヒーター）は汚泥焼却における熱回収を考える際に重要な役割を果たします。

汚泥焼却炉では、湿った汚泥を燃焼させるために、燃焼空気を高温まで予熱することが必要です。

そのため、新しい炉に最も重要な製品として提供するのが、汚泥焼却用のSCHACK®エアプレヒーターです。

高温の排ガスがチューブ内を通り、空気が外側を流れることにより、空気が予熱される仕組みです。