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電子線マイクロアナライザ
電子線マイクロアナライザ(EPMA)は、細く絞った電子線を試料の表面に照射・走査した際に発生するX線、二次電子、反射電子を検出することで、サブミクロンオーダーの微小領域における元素分析や10万倍程度の高倍率での試料表面観察ができる装置です。
微小領域において高感度の元素分析が可能なこと、金属、セラミックス、樹脂等、様々な材料を対象にできることから、幅広い分野の故障解析や研究、製品開発等に活用されています。
対象物
- 電子機器部品(端子、プリント基板、配線、モーター接点等)
- めっき製品
- 自動車関連部品
設備紹介
型式
JXA-iHP200F
性能
導入した装置は電界放射型(Field Emission : FE)の電子銃を備えるFE-EPMAであり、0.1マイクロメートル単位の空間分解能を有し大変微小な領域の解析ができます。
また、波長分散型X線分光器(WDS)とエネルギー分散型X線分光器(EDS)を同一のソフトウエアで制御可能なため、両者のメリットが集約されたシームレスな同時分析(WDS/EDSインテグレーションシステム分析)が可能です。
電子線マイクロアナライザ(本体および制御部)
仕様
- 加速電圧
- :1~30kV
- 照射電流範囲
- :1pA~3µA
- X線分光器
- :WDX5ch、EDX
- 分析元素範囲
- :B~U
- 二次電子分解能
- :2.5nm
- 分析条件二次電子分解能
- :20nm(10kV、10nA)、50nm(10kV、100nA)
- 試料寸法
- :標準的な試料ホルダを使用する場合、Φ32x15 mm(H)以内となります。特殊なホルダを使用することにより、最大100mm✕100mm✕50mm(H)まで対応可能です。
事例紹介
- 製品に混入した微小異物の成分を特定したい
- 製品変色の原因物質を特定したい
- 腐食の原因を調べたい
- 接点不良の原因を調べたい
- めっき・コーティングの膜厚や層構造を確認したい(断面試料を作製する必要あり)
SUS鋭敏化試料における
粒界偏析元素(Cr)の分布
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