射出成形機にて部品を加工中、機械内に手を入れた際、誤って起動スイッチに触れ、手を挟まれた
このページは厚生労働省の「職場のあんぜんサイト」の労働災害事例をピックアップして、同じような災害が起こらないよう、「対応する安全関連製品」を紹介しています。
| 業種 | 金属製品製造業 |
|---|---|
| 事業場規模 | 100~299人 |
| 機械設備・有害物質の種類(起因物) | 射出成形機 |
| 災害の種類(事故の型) | はさまれ、巻き込まれ |
| 被害者数 |
死亡者数:0人 休業者数:1人 / 不休者数:0人 / 行方不明者数:0人 |
| 発生要因 |
(物) 防護措置・安全装置の欠陥 (人) 職場的原因 (管理) 防護・安全装置を無効にする |
発生状況
射出成形機にて、樹脂部品を加工中、金型に差し込む金属リングが定位置からずれたため、被災者がこれをペンで修正しようと機械内に手を入れたところ、被災者の身体の一部が起動スイッチに触れた。当該機械には、金型全体を覆う形でスライド式の防護カバーが設けられ、リミットスイッチが取り付けられていたが、災害発生時にはリミットスイッチが無効化されていたため、射出成形機のスライドが動き始め、被災者の手が挟まれた。
原因
この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。
1 射出成形機の安全装置である戸の開閉を検知するためのリミットスイッチを無効化し、戸が閉じていないままでも当該機械が作動する状態で、成形作業を行わせていたこと。
2 安全パトロールや作業開始前点検にて、射出成形機のリミットスイッチの無効化の指摘、改善が行われず、安全装置が有効に機能しない状態のまま、成形作業を行わせていたこと。
対策
類似災害の防止のためには、次のような対策の徹底が必要である。
1 射出成形機の安全装置である、戸の開閉を検知するためのリミットスイッチは常に有効にし、戸が閉じなければ同機械が作動しない状態のもとで、成形作業を行わせること。
2 安全スイッチは、無効化しにくい形状、作動原理のタイプとすることが望ましいこと。
3 安全パトロールや作業開始前点検などにおいて、安全装置が有効に機能しないことが確認された場合には、直ちに点検及び整備を行い、安全な状態を確認したうえで成形作業を行わせること。
4 安全スイッチや安全装置は、労働者の安全に特に重要であること、及び無効化してはならないことが法令でも定められていること等の安全衛生教育を実施すること。
このような労働災害に 対応する製品
関連するリンク
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