イベント名 | 加飾技術の環境負荷低減に向けた開発と自動車への応用 |
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開催期間 |
2025年06月11日(水)
10:00~17:00 |
会場名 | ZOOMを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません |
会場の住所 | 東京都 |
お申し込み期限日 | 2025年06月10日(火)15時 |
お申し込み |
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<セミナー No.506422>
【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません
加飾技術の環境負荷低減に向けた開発と自動車への応用
★ 環境負荷軽減、CO2削減と高い意匠性を両立する技術を徹底解説!
■ 講師
1. MTO技術研究所 所長(代表) 桝井 捷平 氏
2. 出光ユニテック(株) 商品開発センター 所長付 近藤 要 氏
3. (株)GSIクレオス 工業製品事業部門 統括補佐 上村 泰二郎 氏
4.布施真空(株) 代表取締役社長 矢葺 勉 氏
■ 聴講料 :
1名につき66,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき60,500円(税込)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
詳しくはお問い合わせください〕
※定員になり次第、お申込みは締切となります。
■ プログラム
<11:00~12:00>
1.吸音・遮音のメカニズムとNVへの取組み
三井化学(株) 高分子・複合材料研究所 フロンティアサイエンスG 中川 博 氏
<10:00~11:30>
1.プラスチック加飾技術の環境負荷低減に向けた展望
MTO技術研究所 所長(代表) 桝井 捷平 氏
【講演概要】
低価格指競争から高付加価値競争に移行する中で、プラスチック加飾は、単なる加飾から、「機能性付加加飾」へと発展し、さらに、「環境対応加飾」が注目されている。今後の加飾は、SDGs、パリ協定、自動車におけるCASEなど国際的な目標に即したものに展開していくことが求められている。日本でも自動車の外装への適用検討が活発化している。本講演では、主要加飾技術の概要に簡単に触れた後、「塗装代替加飾と自動車の外装への適用検討」、「植物由来材料を用いた加飾、軽量化、リサイクル等の環境対応加飾」、「機能付加加飾、構造色加飾、3Dプリント加飾、熱板加熱圧空真空成形加飾などの高付加価値製品につながる加飾」など、今後の加飾技術の展望を具体的に解説する。さらに、自動車内外装への展開状況を説明する。
【受講対象】
すでに加飾に携わっておられ、最新状況や今後の展開を詳しく知りたい方が中心です。
これから、加飾に関わろうとしている方は、本講の受講前後で、加飾の基本を学習されることをお勧めいたします。
【受講後、習得できること】
加飾技術の最新の状況、今後の展開の知見を習得できます。
1.加飾概要
2.国際社会、自動車産業の目標と今後の加飾概要
2.1 国際社会、自動車産業の目標 SDGs、パリ協定、CASE、Maasなど
2.2 国際的な目標に即した今後の加飾の概要
3.環境対応加飾
3.1 塗装代替加飾と自動車の外装などへの展開
3.1.1 塗装代替加飾のニーズと工法
3.1.2 塗装代替フィルム加飾モビリティ外装例
3.1.3 塗装代替MIC(モールドインカラー)検討例
3.1.4 型内塗装検討例
3.2 植物由来プラスチックおよび植物由来繊維複合材料利用の加飾
3.3 軽量化と加飾、リサイクル材使用加飾、その他
4.付加価値を高めるその他の加飾
4.1 機能付加加飾、バイオミメティクス応用加飾、3Dプリント加飾、レーザー加飾、熱板加熱圧空真空成形加飾 など
5.自動車内・外装への展開
6.まとめ(今後の展開予想)
【質疑応答】
<12:10~13:40>
2.高透明ポリプロピレンシートによるポリプロピレン成形品の機能性向上と環境負荷低減
出光ユニテック(株) 商品開発センター 所長付 近藤 要 氏
【講演概要】
ピュアサーモは、独自の結晶化コントール技術によって、優れた透明性と成形性、成形時の耐熱性を持った透明ポリプロピレンシートであり、射出成形や被覆成形を用いた加飾成形に適した基材である。本講演では、ピュアサーモを用いたポリプロピレン成形品の環境負荷低減と応用展開を中心に解説する。
【習得できる知識】
ポリプロピレン加飾シートを用いた環境負荷低減の概要と応用例に関する知識
1.出光ユニテック社 概要
2.ポリプロピレン成形品の塗装、めっきから加飾への変更による環境負荷低減
3.加飾成形工法詳細
4.ポリプロピレン加飾シート、ピュアサーモによる表面加飾と高機能化
5.加飾成形で発生する不良現象と弊社の取り組み
【質疑応答】
<13:50~15:20>
3.多機能加飾型内塗装技術の自動車部材への応用とCO2削減効果
(株)GSIクレオス 工業製品事業部門 統括補佐 上村 泰二郎 氏
【講演概要】
自動車業界を始め社会的な課題であるCO2削減に型内塗装工法がどの程度貢献できるのか?を検証した事例を具体的に紹介し、併せて近年特に活発な開発が進む欧州、米国、中国の現在の動向を可能な範囲で紹介する。
世界の自動車内外装部品のモノづくりがいまどのようなトレンドにあるのか? 少しでも感じて頂ければ幸いに思います。
1.型内塗装とは、技術のおさらい
1.1 どんな工法か?
1.2 工法の特徴、メリット
2.型内塗装にウレタン塗料に求める性能と特徴
2.1 どんな性能が求められる?
2.2 ウレタンで本当に大丈夫?
3.型内塗装に求める金型技術とは
3.1 金型に制約はあるの?
3.2 推奨する金型技術
4.型内塗装工法によるCO2削減効果検証事例
5.海外市場の最新動向
5.1 欧州市場動向
5.2 北米市場動向
5.3 中国市場動向
6.まとめ
【質疑応答】
<15:30~17:00>
4.環境負荷低減に貢献するNeo-TOM工法による加飾技術
布施真空(株) 代表取締役社長 矢葺 勉 氏
【講演概要】
地球温暖化への取り組みが社会的要請としてすべての産業界に求められている。とりわけ自動車産業界においては、全世界で年間生産台数が約9,000万台の規模となっており、使用段階に加え、生産段階における環境負荷の低減も求められている。とりわけ自動車の塗装工程におけるCO2排出量は自動車の全生産工程から排出されるCO2排出量の約3割を占めていることから最優先課題として様々な対策が講じられてきた。しかしながら現状の生産システムの部分改善では限界に来ている模様であり、抜本的な工法が求められる状況となっている。本講演では自動車の外装加飾の一手法として布施真空株式会社が世界に先駆け開発したNeo-TOM工法とその活用について紹介する。
【受講対象】
プロダクトデザイナー 設計技術者 環境保護推進者。
【受講後、習得できること】
塗装に替わる加飾工法の概要 Neo-TOMフィルム加飾技術。
1.はじめに
1.1 自動車と環境問題
1.2 自動車における環境影響評価
1.3 カーボンフットプリント
2.加飾技術
2.1 加飾技術のあらまし
2.2 自動車における加飾のトレンド
2.3 ウェット加飾からドライ加飾(フィルム加飾)へ
3.Neo-TOM工法
3.1 Neo TOMの原理
3.2 プロセス
3.3 自動車外装加飾への応用
4.加飾フィルム
4.1 加飾フィルムの構成
4.2 被覆の形態
4.3 TOM用フィルム
5.TOMマシンの最新技術
5.1 TOMマシンのラインアップ
5.2 最新機能の紹介
5.3 TOM成形の支援技術
6.おわりに
【質疑応答】
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- 【書籍】封止・バリア・シーリングに関する材料,成形製膜,応用の最新技術(No.2101BOD) (2025年04月30日)
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