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イベント

【Live配信セミナー 8/6】光硬化に用いられる『光重合開始剤』とその『助剤』の種類,選び方,使い方,暗所・深部・厚膜硬化,速硬化への対応

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化学・エレクトロニクス:セミナー  / 2025年06月14日 /  化学・樹脂 電子・半導体 光学機器
イベント名 光硬化に用いられる『光重合開始剤』とその『助剤』の種類,選び方,使い方,暗所・深部・厚膜硬化,速硬化への対応
開催期間 2025年08月06日(水)
10:00~17:00
会場名 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
会場の住所 東京都
お申し込み期限日 2025年08月05日(火)15時
お申し込み

<セミナー No 508201>

【Live配信】
光硬化に用いられる『光重合開始剤』と

その『助剤』の種類,選び方,使い方,暗所・深部・厚膜硬化,速硬化への対応

 

★LEDやレーザなど「短い波長」への対応! , 硬化時間の短縮化!
★活性時間の向上や熱硬化とのハイブリッド化・高感度化など 「光の届きにくい場所への硬化」へ

 

■ 講 師
【第1部】(株)ADEKA 環境材料本部 環境材料開発研究所 
              環境材料第二研究室  主任研究員/テーマリーダー 有吉 智幸 氏
【第2部】サンアプロ(株) 研究所 シニアチーフケミスト 白石 篤志 氏
【第3部】日油(株) 機能材料事業部 衣浦研究所 SCグループ 今井 奨 氏
【第4部】東京科学大学 総合研究院 化学生命科学研究所 博士(工学) 吉沢 道人 氏
【第5部】ビックケミー・ジャパン(株) シニアソリューションナビゲーター 若原 章博 氏

 

■ 開催要領
日時:2025年8月6日(水) 10:00~17:00
会場:Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
聴講料:1名につき66,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につ60,500円〕
〔大学,公的機関,医療機関の方には割引制度があります。詳しくはお問合せ下さい〕

 

■セミナーの受講について

・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
 → https://zoom.us/test
・開催数日前または配信開始日までに視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
 セミナー開催日時またはアーカイブ配信開始日に、視聴サイトにログインしていただきご視聴ください。
・出席確認のため、視聴サイトへのログインの際にお名前、ご所属、メールアドレスをご入力ください。
 ご入力いただいた情報は他の受講者には表示されません。
・開催前日または配信開始日までに、製本したセミナー資料をお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
 お申込みが直前の場合には、開催日または配信開始日までに資料の到着が間に合わないことがあります。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
 複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・アーカイブ配信セミナーの視聴期間は延長しませんので、視聴期間内にご視聴ください。

 


プログラム                                                                                                          
【10:00~11:00】
第1部 オキシムエステル系の光ラジカル重合開始剤の特徴と用途、その使い方について

 

●講師 (株)ADEKA 環境材料本部 環境材料開発研究所 
     環境材料第二研究室  主任研究員/テーマリーダー 有吉 智幸 氏

 

【講座の趣旨】
  オキシムエステル系の光ラジカル重合開始剤は、光照射により反応性の高いラジカル種を生成し、 主にディスプレイ向けのネガ型フォトレジストで用いられている。 機能性や優位性及びその使い方について、弊社製品での事例をもとに解説する。

 

【セミナープログラム】
1. 光重合開始剤の概要と用途
  1.1 光重合開始剤の用途と種類について
  1.2 露光光源の種類と特徴
  1.3 光硬化反応と硬化阻害について

2. オキシムエステル系光ラジカル重合開始剤の特徴
  2.1 オキシムエステル構造とその特徴・光分解機構
  2.2 フォトブリーチ性を示す構造について

3. ディスプレイ向けフォトレジスト用光開始剤について
  3.1 ディスプレイのトレンドと光重合開始剤への要求特性
  3.2 フォトリソグラフィー法について
  3.3 フォトリソグラフィーの評価方法・評価用機器
  3.4 フォトレジスト用添加剤の紹介 

 

【質疑応答】

 

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【11:15~12:15】
第2部 光酸発生剤の種類、特性、選定法と応用  

 

●講師 サンアプロ(株) 研究所 シニアチーフケミスト 白石 篤志 氏

 

【講座の趣旨】
 光酸発生剤は、光を照射することにより酸を発生する機能をもつ感光材であり、UV硬化プロセスではエポキシ樹脂などのカチオン重合開始剤として利用されている。本講では、 光酸発生剤の種類や反応、そしてこれを用いるカチオン重合系の応用例について紹介し、さらに種々の場面での光酸発生剤の選択について解説する。

 

【セミナープログラム】
1.光酸発生剤(PAG)とは
  1.1 光酸発生剤の種類
  1.2 光酸発生剤の分解機構

2.酸触媒反応の事例
  2.1 酸触媒反応の種類
  2.2 エポキシ樹脂のカチオン重合

3.光酸発生剤の応用例
  3.1 カチオン重合の応用例
  3.2 化学増幅型レジスト

4.光酸発生剤の選定について

5.まとめ

 

【質疑応答】

 

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【13:15~14:15】
第3部 パーオキサイド系光重合開始剤の開発とその使い方

 

●講師 日油(株) 機能材料事業部 衣浦研究所 SCグループ 今井 奨 氏

 

【講座の趣旨】
 本講座では、光硬化反応と熱硬化反応の両方を開始することができるパーオキサイド系光重合開始剤について、 一般的な特性の他、機能面での特徴や取り扱い上の留意点などについて紹介する。

 

【セミナープログラム】
1.有機過酸化物の一般的な特性
  1.1 有機過酸化物の特徴と用途
  1.2 有機過酸化物の熱分解特性
  1.3 有機過酸化物から生成するラジカル

2.パーオキサイド系光重合開始剤の特性
  2.1 パーオキサイド系光重合開始剤の光分解
  2.2 トリアジン骨格パーオキサイドの特徴
  2.3 チオキサントン骨格パーオキサイドの特徴

3.安全な取り扱いについて

 

【質疑応答】

 

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【14:30~15:30】

第4部 芳香環カプセルの合成と機能 ~色素・錯体・高分子の水溶化とその性質~

 

●講師 東京科学大学 総合研究院 化学生命科学研究所 博士(工学) 吉沢 道人 氏

 

【講座の趣旨】
 本講座では,芳香環に囲まれたナノ空間を有する分子カプセルの設計からその合成,構造,機能について紹介する。芳香環カプセルの機能として,種々の色素分子・金属錯体・高分子の内包による水溶化とそのユニークな性質についても紹介する.

 

【セミナープログラム】
1.既報の分子カプセル

2.芳香環カプセルの合成と構造
  2.1 金属配位結合の利用
  2.2 π-スタッキングの利用
  2.3 構造と性質の相関

3.芳香環カプセルの機能と活用
  3.1 色素・生体分子の内包
  3.2 金属錯体・クラスターの内包
  3.3 高分子の内包

 

【質疑応答】

 

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【15:45~17:00】
第5部 光硬化塗膜におけるナノ粒子ディスパ―ジョンによる膜硬度・物性の制御

~耐スリキズ性向上と反り抑制の両立~

 

●講師 ビックケミー・ジャパン(株) シニアソリューションナビゲーター 若原 章博 氏

 

【講座の趣旨】
  光硬化は無溶剤での設計が可能であることや、硬い膜を得られるなど利点は多い。モノマー組成等の選択により耐スリキズ性に優れた膜を得ることができる一方、反りやクラックなど内部応力による物性面への影響もみられる。ここではナノ粒子ディスパ―ジョンを用いて、耐スリキズ性と反りの抑制のバランスに優れた膜設計について解説する。

 

【セミナープログラム】
1.表面調整剤によるスリップ性向上による耐スリキズ性効果
  1.1 表面調整剤の種類と一般特性
  1.2 有機変性ポリシロキサンの構造
  1.3 有機変性ポリシロキサンの特性
  1.4 架橋基を導入した光硬化向け表面調整剤の膜特性への影響 

2.ナノ粒子ディスパ―ジョンによる耐スリキズ性効果
  2.1 ナノ粒子ディスパ―ジョンの構造要素と組成
  2.2 弾性による耐スリキズ性向上メカニズム
  2.3 架橋密度アップによる耐スリキズ性向上メカニズム
  2.4 反りの抑制

【質疑応答】

 

※受講者の皆様の抱える疑問点や問題点について,セミナー開催3日前

までに 「事前リクエスト用紙」 (請求書に同封)や 「Eメール」 を御寄せ

頂けましたら,講演中に対応させて頂きます。

 

※セミナーの詳細についてお気軽にお問い合わせください。

※なお,「2名以上同時にお申込される場合、2人目以降の方の情報は

【弊社への連絡事項がございましたら、こちらにお書きください】欄に

ご入力をお願いいたします」