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イベント

【Live配信 or アーカイブ配信】シラノール基の反応と応用、評価

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化学・エレクトロニクス:セミナー  / 2025年12月24日 /  化学・樹脂 電子・半導体 試験・分析・測定
イベント名 シラノール基の反応と応用、評価
開催期間 2026年02月27日(金) ~ 2026年03月10日(火)
■Live配信日時: 2026年2月27日(金)12:30~16:30
■アーカイブ配信日程:2026年3月10日(火)まで申込み受付(視聴期間:3/10~3/20)
※お申し込み時には、Live配信、アーカイブ配信いずれかのお申込みであるかを、お申込みフォームの【弊社への連絡事項がございましたら、こちらにお書きください】欄欄に明記ください。
会場名 【Live配信受講】もしくは【アーカイブ配信受講】いずれかのみ
会場の住所 オンライン※会場での講義は行いません
お申し込み期限日 2026年03月09日(月)15時
お申し込み

<セミナー No.602236(Live配信)>

<セミナー No.603282(アーカイブ配信)>

 

シラノール基の反応と応用、評価

 

 

★ シラノール量と表面構造の関係を解説!
★ シラノール基の分析! 前処理の注意点から定量法の進め方まで詳解!

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■講師

笛田・山田技術士事務所 代表 博士(工学) 山田 佳之 氏

 

【略歴】
1993年 東京理科大学 理学部 第二部化学科 卒業
1993-2022年 富士シリシア化学(株)
2004-2007年 宮崎大学 工学研究科 博士後期課程 物質エネルギー工学専攻
 『Photocatalytic bactericidal effect of silica gel-supported metalloporphyrin complexes』
  金属ポルフィリン錯体担持シリカゲルの可視光殺菌効果で博士(工学)の学位を取得
2022年 笛田・山田技術士事務所 開業
2023年4月~現在 東京工芸大学非常勤講師
2023年12月迄 東北大学客員研究員

 

■聴講料

1名につき49,500円(消費税込/資料付き)

1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき44,000円(税込)
大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくはお問い合わせください。


■セミナーの受講について
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
 → https://zoom.us/test
・開催数日前または配信開始日までに視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
 セミナー開催日時またはアーカイブ配信開始日に、視聴サイトにログインしていただきご視聴ください。
・出席確認のため、視聴サイトへのログインの際にお名前、ご所属、メールアドレスをご入力ください。
 ご入力いただいた情報は他の受講者には表示されません。
・開催前日または配信開始日までに、製本したセミナー資料をお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
 お申込みが直前の場合には、開催日または配信開始日までに資料の到着が間に合わないことがあります。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
 複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・アーカイブ配信セミナーの視聴期間は延長しませんので、視聴期間内にご視聴ください。

 

プログラム                     

 

【講座の趣旨】

材料開発・表面処理・分散技術に携わるすべての技術者の方へ。
“シラノール基(Si–OH)”を正しく理解せずして、シリカ材料は語れません。
シリカの反応性、親水性、吸着性、分散・凝集挙動、シランカップリング剤の反応性、
さらにはゴム補強から触媒担体まで——
その根底にあるのが 「シラノール基の科学」 です。

本セミナーでは、30年以上にわたりシリカ材料・表面化学に携わってきた経験をもとに、文献だけでは決して得られない 実務に効く“生きた知識” を体系的に解説します。

シラン処理がうまくいかない原因
分散安定性が長期に保てない理由
シリカのロット差トラブルの本質
シラノール量と表面構造の読み解き方
これらの課題に悩む方にとって、解決の糸口になる内容です。

現場の課題と直結する「理解・分析・解決」の技術を、4時間でまとめて習得できます。

 

【習得できる知識】

・シリカ表面・シラノール基の理解が深まり、材料設計力が向上
・トラブルシューティング対応力(特に分散・凝集・改質)を強化
・製品開発・品質改善・プロセス最適化への応用が可能
・シラン処理や表面改質プロセスの再現性向上

 

1.シラノール基の基礎科学

 1.1 シラノール基とは何か
 1.2 Si–OH の定義、種類(孤立型/準孤立型/ゲミナル型/水素結合型)
 1.3 表面密度
 1.4 シリカの表面構造モデル
 1.5 生成メカニズム
 1.6 シロキサン結合(Si–O–Si)の加水分解
 1.7 水蒸気処理、湿度依存性
 1.8 焼成温度(脱水縮合)と表面シラノール量の関係
 1.9 物性と反応性
 1.10 酸塩基性との関係
 1.11 水素結合ネットワーク
 1.12 表面電荷と等電点(pH ≈ 2)

 

2.シラノール基の評価技術

 2.1 分光学的手法
  2.1.1 FT-IRによる評価
  2.1.2 ラマン分光による評価
  2.1.3 NMRによる評価
 2.2 定量・定性手法
  2.2.1 脱水縮合量からのOHの推定 (TGA、DTA等)
  2.2.2 水蒸気吸着等温線(表面親水性評価)
 2.3 表面分析の実務
 2.4 サンプル前処理の注意点
 2.5 合成シリカにおける差異

 

3.シラノール基の表面化学と反応

 3.1 シラノール基間反応
 3.2 他の官能基との反応
 3.2 シランカップリング剤との反応
 3.3 加水分解反応
 3.4 シランカップリング剤の種類と反応性の違い
 3.5 無機・有機種との反応
 3.6 金属イオンとの相互作用
 3.7 高分子(PVA, PEG)の吸着
 3.8 表面電荷と分散・凝集挙動

 

4.シラノール基の工業的応用例

 4.1 シリカ系材料
 4.2 合成シリカ
 4.3 クロマトグラフィー
 4.4 タイヤ
 4.5 樹脂充填材
 4.6 触媒担体
 4.7 電子材料

 

5.トラブルとその対策

 5.1 分散不良・凝集の原因
 5.2 局所的なシラノール密度の不均一性
 5.3 表面電荷反転
 5.4 吸湿による性能劣化
 5.5 表面吸着水
 5.6 乾燥によるトラブル
 5.6 シラン処理の失敗
  5.6.1 反応暴走
  5.6.2 ゲル化
  5.6.3 洗浄不足

 

6.まとめ

 

【質疑応答】

 

セミナーの詳細についてお気軽にお問い合わせください。
「2名以上同時にお申込される場合、2人目以降の方の情報は【弊社への連絡事項がございましたら、こちらにお書きください】欄にご入力をお願いいたします」