ジルコニア製極小ピン

　今回は、ジルコニア製極小ピンをご紹介致します。

セラミックスは、靭性が乏しく、薄板や小径ピンの加工には不向きと考えられておりましたが、これまでに培った加工経験と職人の技により、極小ピンの製作が可能となりました。

　まずは、いつも通りに円筒研磨にて

どんどん細く加工を進めて行きました。

折れる事なく、順調に加工が進みます。

右の写真は、φ0.2位まで細くした状態ですが、

靭性が無いとはいえ、さすがに先端部が逃げて

きれいな棒状にはなりません。

※写真をクリック頂くと拡大します。

ここで、最終仕上げの為、職人の技が出ます。

(詳細な加工方法はお見せ出来ません。申し訳御座いません。)

折れない様に、先端部が逃げない様に

機械と人の手による微妙な調整を繰り返し、

2本の極小ピンが完成しました。

写真左側は、φ0.16±0.01

写真右側は、φ0.10±0.02

長さはいずれも10㎜です。

※中央のグレーのピンはシャーペンの芯です。

※写真をクリック頂くと拡大します。

　製品自体の微細・精密化が進む中で、

当社と致しましても、お客様のご要望にお応えする為、各種治具や部品の微細・精密加工を日々追及しております。

素材や加工でお困りの事が御座いましたら、是非一度、お問合せ下さい。

※関連する薄板の加工資料は、以下の『資料ダウンロードページ』よりご確認頂けます。