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微細 直径0.02ミリのワイヤー線を使ったミクロな世界

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スチール・レアメタル  / 2020年11月02日 /  鉄/非鉄金属 先端技術

『ステンレス(SUS303) 雪の結晶』

新設備導入によりワイヤー線の最小径がφ0.02㎜でも加工可能となりました。

今までφ0.03㎜ワイヤー線も使用していましたが、
今後はさらに微細な加工が実現できます。

 

ワイヤー放電加工にて雪の結晶を表現しております。

ワイヤー線はφ0.02㎜を使用しており、極限まで細い貫通の溝を実現しております。

結晶模様は3㎜×3㎜の中で描いております。

溝の端に発生する加工Rを理論上、R0.02㎜以下にすることができます。

  

 

 材質:SUS303

 

 結晶の枝1本の幅:0.03㎜

 板厚:1.5㎜

 倍率:20倍

 

 

 

 

 

[倍率を変えて撮影]          

 

 

 

 

 倍率:100倍

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[これまでの最小線径 φ0.03㎜]

参考までにこれまではワイヤーの最小線径はφ0.03㎜でした。

以下は2015年に細線ワイヤー放電加工を紹介した記事です。

この当時はφ0.03㎜が最小径で、櫛歯サンプルの加工を行いました。       

 

 

 材質:SUS304

 櫛歯の根元幅:0.04㎜

 板厚:1.0㎜

     

 

  

 

 

ワイヤー放電加工を含めて大塚精工の微細加工は進化を続けて参ります。

このほかにも加工・材質などお困りの事がございましたら、是非お気軽にご相談下さい。

 

製品概要 [ステンレス(SUS303)雪の結晶]
材質      :SUS303
結晶の枝一本の幅:0.03㎜
板厚      :1.5㎜
模様周辺ザグリ :3㎜×3㎜

<使用加工機>
ワイヤー放電加工機(ワイヤー線径φ0.02㎜)

特徴 雪の結晶 (枝1本の幅0.03㎜)
製品名・型番等
シリーズ名
ステンレス 微細ワイヤー放電加工
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