小野精工のめっき補修なら大型設備、部品を現地で補修が可能です。
石炭アンローダー用全体起伏シリンダーロッド
クロムメッキの部分補修 事例
火力発電所内で海上シーバース上に設置された設備の、石炭アンローダー用起状シリンダーに傷が入り、対策として、シリンダー交換が検討されましたが、海上に設置されているため、シリンダーを船舶で運送する必要があります。そのため、取り外し・取り付け作業に使用する、船上可能な重機(クレーン)も必要となります。
多額の費用がかかってしまうため、シリンダーを分解せず、現地で補修が可能な手法が検討され、小野精工の部分めっき法「リペアトッププロセス」での補修が採用されました。
■ 石炭アンローダ用シリンダーロッドのめっき補修
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補修前の状態 |
養生状態 めっき液などの飛散防止のため受けを取り付け、ロッド部はアルミテープで養生し、アースを取り付ける |
補修部の深さ測定 深さは最大で0.04mm |
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めっき処理液 錆除去液、不純物除去液、アルカリ脱脂液、クロム活性化液、Niボンディング液、ニッケル液(ニッケルタングステン合金) |
錆・不純物を逆電解により除去 |
錆除去後の表面粗さ測定
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アルミテープでマスキング処理をし、めっき処理中 |
マスキング内を厚めっきで処理 |
研磨後のめっき部 |
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2回目のめっき処理 |
3回目のめっき処理 |
最終研磨 ダイヤルゲージ測定しながら、また傷部が無くなるまで研磨 |
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補修完了後の測定ポイント(21箇所) |
ダイヤルゲージおよび表面粗さ計で凹凸と表面粗さを測定:3回目(合格) |
表面粗さ計で測定(合格) |
小野精工の部分めっき法「リペアトッププロセル」は、分解、取り付け作業の削減、高数短縮により、大きなメリットがあります。
工期やコストは、傷の深さや摩耗量などによって、様々ですが、通常のメーカー補修に比べ、工期は1/4、コストは1/3で対応可能です。
めっき補修のご依頼、補修についてご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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