うみの株式会社で受託した「微細藻類の成分を利用した機能性食品開発」テーマに伴う微細藻類の培養試験の実際の事例をご紹介します。
微細藻類に由来する機能性食品は、近年徐々に広がりを見せています。
例えば、アスタキサンチン等のカロテノイド類は その強い抗酸化作用や免疫力を向上させる作用などから注目され、機能性食品や化粧品等に取り入れられておりますが、これらも微細藻類から生産されています。
微細藻類には、陸上生物では見られない、あるいは含まれていても非常に低濃度しか存在しない成分を大量に含む種がいる事が知られています。
そうした背景の中、新たな商品開発対象として、微細藻類に注目された化学メーカー様からご依頼いただきました。
本件では、候補の微細藻類を見い出されたお客様が、その効率的な培養方法を確立したい、将来的には微細藻類の生産自体を委託したい、とのことでご相談いただきました。
うみの株式会社は、常時数十本の水槽で微細藻類を培養しているほか、ラボレベルから数十トン容量の屋外培養槽まで保有しており、パイロットスケールまでの生産であれば追加投資をそれほどしなくても対応できる、という点も価値として認めていただきました。
- 対象成分の含有量をあげる方法の検討
- 低コストで微細藻類を培養できる方法の検討
- フィージビリティスタディの作成
といったテーマで微細藻類の試験を実施いたしました。
微細藻類は種によって全く異なる挙動を示すため、持ち込まれた種に合わせて色々なパターンを検証する必要があります。
うみの株式会社では、これまでに様々な微細藻類の大量培養に取り組み、ノウハウを積み上げてまいりましたので、新たに本テーマに取り組まれる企業様の開発工程を大幅に短縮できるご提案が出来るかと存じます。
機能性成分の利用を目的とした微細藻類に関してご興味を持たれましたら、ぜひ一度お問い合わせください。
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