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事例

【環境:影響評価】殺菌剤の開発事例

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試験事例・用途  /  環境 化学・樹脂 試験・分析・測定

うみの株式会社で受託した殺菌剤の開発」に伴う試験事例をご紹介します。

 

水生生物付着防止の塗料開発事例 テトラポット画像 近年、塗料や薬剤により水生生物の付着を防止したり殺滅するための化成品開発が様々な企業で進められております。

 

これら製品・化成品は当然生物に対し毒性を示すことが前提となりますが、

一方で、環境や生物への悪影響は最小限にとどめる必要があります。

 

既存製品と比べて十分な効果を有しつつ環境負荷を低減する

という背反する条件を満たした商品開発の為に十分な事前検討を実施したい、

という化学メーカー様からのご依頼をいただき対応したのが本件です。

 

うみの株式会社がご提案したのは下記のような試験案です。

  • 目的用途に即した生物付着防止あるいは殺滅能のオリジナル評価試験
  • OECDテストガイドラインに準拠した淡水、海水条件下での急性・慢性毒性試験
  • 淡水、海水条件下での生分解性試験
  • 既存のテストガイドラインで推奨された以外の生物に対する影響評価試験

 

生物付着防止、殺滅能のオリジナル評価試験

まず、提案したオリジナル評価試験については、

再現性を確保するために検体である製品の用途に合わせた使用環境を研究所内でモデル化し、

評価指標を定めたうえで検証する、という事を行いました。

これは、自然環境下では不確定要素があまりに多く、試験結果をどう評価したらよいかわからなくなる、という事例がよくあるためです。

   

 

OECDテストガイドラインに準拠した試験

次に、OECDテストガイドラインに準拠した試験は、

既存製品と効果を比較しつつ、試験結果を外向けに発信することも想定して一定の信頼性と公用性を確保するために実施しました。

 

   

淡水、海水条件下での生分解性試験

淡水、海水条件下での生分解性試験は、自然界での残存リスクをあらかじめ評価することもさることながら、

公定法が対象とするよりも広い水圏(つまり海域も含む)でのリスクを明らかにすることで製品の付加価値をご提案できるようになると考えたためです。

   

 

既存のテストガイドラインで推奨されていない生物に対する影響評価試験

もこれと同じ視点にたったものであり、

その製品について本来把握しておくべきと考えられる試験内容として、ご提案させていただきました。

 

 

うみの株式会社には様々な被験生物の確保と試験を実施することのできるインフラ、ノウハウがあります。

上述したような製品情報取得、公定法以外の試験研究委託に関してご興味を持たれましたら、ぜひ一度お問い合わせください。

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