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事例

【環境:試験用生物】バラスト水処理装置開発事例1

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試験事例・用途  /  環境 産業機械機器 試験・分析・測定

うみの株式会社の試験用微生物供給のご紹介

 

 

 2016年10月、ロンドンの国際海事機関(IMO)にて開催

された海洋環境保護委員会において、バラスト水に関する

大きな動きがありました。

 

詳報はIMOの公式HP等にてご確認いただければと思いますが、この会議の中でバラスト水処理装置承認のためのガイドラインの改正が審議され、新たなガイドラインが承認さ

れました。

 

弊社では、このバラスト水処理装置開発に伴い必要となる、効果検証用の様々な微生物(植物プランクトン、動物プランクトン)について供給実績がございますのでご紹介いたします。

 

■バラスト水処理装置の効果検証・試験に必要な生物サンプルを提供

 

そもそもバラスト水処理装置とは特定のエリアから別のエリアへ生物輸送させないための装置であり、フィルターや紫外線装置、薬品などによる滅菌を行う一連のシステムにより構成されいます。これらのシステムの有効性は、微生物が実際に除去できているかを確認することによって検証します。

 

バラスト水処理装置の有効性検証試験に最も適した被験生物は「実際の海域に分布する微生物」ということになりますが、海水中からそれらを採取して利用することは極めて困難です。

 

 

自然の海水では季節、気候または時間帯などにより生物種の分布や量が変化するため、海水中から採取した試料には採取時期によってばらつきが生じます。そういった試料を使用した場合、たまたま生物の量が少ない時期の試料であったために処理装置の有効性を過剰評価してしまったなどといったことが起こりかねません。また、こうした試料のばらつきを考慮するとなると、極めて多くの繰り返し試験・再現性試験を重ねる必要が生じてしまいます。

  

つまり、バラスト水処理装置の有効性評価試験に自然の海水から採取した試料を使用することは、多くの時間およびコストを要すると同時に、試験の信頼性に関わるリスクを孕んでいるのです。

 

 

  

そこでうみの株式会社では依頼者様のご希望に従い、『ご要望の微生物を弊社で培養・増殖し、定められた基準に合致する品質で供給する』ということをさせていただいております。

 

弊社で対応可能な種であれば植物プランクトン、動物プランクトン問わず、数トンスケールの微生物懸濁液を月に数回納品、といった形で対応させていただくことも可能です。

 

海洋生物を使用した試験にご興味がありましたら、ぜひ一度うみの株式会社までお問い合わせください。

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