イベント名 | 微細藻類、微生物によるカーボンリサイクルの展望と要素技術開発 |
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開催期間 |
2024年07月18日(木)
10:30~16:00 |
会場名 | ZOOMを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません |
会場の住所 | 東京都 |
お申し込み期限日 | 2024年07月17日(水)15時 |
お申し込み |
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<セミナー No.407413>
【Live配信セミナー】
微細藻類、微生物による
カーボンリサイクルの展望と要素技術開発
★有用な微細藻類、微生物活用による脱炭素の可能性と実用化課題とは
★大量培養、実用に向けたバイオリアクター設計のポイント
■ 講師
1. 濱崎研究室 代表 濱崎 彰弘 氏
2. 信州大学 生命医工学専攻 生物有機化学研究室 准教授 工学博士 伊原 正喜 氏
■ 開催要領
日 時 : 2024年7月18日(木) 10:30~16:00
会 場 : Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料 :
1名につき60,500円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税込)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
詳しくはお問い合わせください〕
※定員になり次第、お申込みは締切となります。
■ プログラム
<10:00~12:00><12:50~13:50>
1.微細藻類の利活用~微細藻の特徴、利用途、バイオリアクターの設計、大量培養法~
濱崎研究室 濱崎 彰弘 氏
【講演ポイント】
本講座では、微細藻類の特徴から、用途、有用藻類から、リアクターの設計、大量培養まで過去の実績から、最新の開発状況まで網羅した内容を提供する予定です。
基礎から応用まで幅広い内容を、ポイントをついたわかりやすい内容となっており、これから微細藻の活用を考えている企画部門の方から、実際に微細藻類を扱っている研究者や実務者まで、微細藻類関係者には受講をお勧めします。
【プログラム】
1.微細藻類の特徴
1-1 バイオマスとして
1-2 他の植物と比べた微細藻の特長
1-3 エネルギー生産や炭素固定バイオマス
1-3-1 微細藻の生産速度とCO2固定の検討
1-4 微細藻類の研究開発の歴史
1-4-1 大量培養されている藻類と用途
2.微細藻類の用途
2-1 エネルギー
2-2 生化学物質
2-3 健康食品
2-4 飼料、餌料
2-5 廃水処理
2-5-1 福島産土着藻類による燃料生産実証事業
2-6 宇宙空間
2-6-1 CELSSの概念
2-6-2 システム構成
2-6-3 技術構成
2-6-4 モデル実験装置
2-6-5 実験結果
2-6-5-1 試験終了時藻類培養槽外観
2-6-5-2 酸素濃度増加要因
2-6-6 CELSS実験/米・アリゾナ
3.有用藻類
3-1 クロレラ
3-2 スピルリナ
3-3 ドナリエラ
3-4 ユーグレナ
3-5 ボツリオコッカス
4.バイオリアクターの設計
4-1 微細藻類の光合成能力の測定
4-1-1 藻類の光合成曲線:kp
4-2 光合成酸素発生測定装置の開発
4-2-1-1 光合成酸素発生測定装置(暗箱内)
4-2-1-2 酸素発生モニター(光合成反応セル)
4-2-1-3 微細藻の光合成能力の測定法
4-2-1-4 光ストレスの影響評価
4-2-1-5 植継ぎ後の健全性評価
4-3 レースウエイ型培養槽
4-3-1 RW型培養槽による微細藻類CO2固定システム
4-3-2 平板型RWのモデル試験装置
4-3-2-1 藻類の吸光特性の計測
4-3-2-2 RW型培養槽試算結果
4-3-3 RW型培養槽の長所と短所
4-3-4 レースウエイ型培養槽計算モデル
4-3-4-1 モデルの検証試験結果
4-3-4-2 酸素発生速度と藻体増殖速度の相関
4-3-4-3 RW型培養槽の解析結果
4-4 側面出光型光ファイバー培養槽
4-4-1 側面出光型光ファイバーのメリット
4-4-2 培養装置システム構成
4-4-3 疎水性中空糸膜
4-4-4 培養槽の解析計算結果
4-4-5 光飽和を超えると効率が悪化
4-4-6 培養条件と培養結果
4-5 LED照射濡壁塔型培養槽
4-5-1 側面出光型光ファイバー培養槽の課題
4-5-2 濡壁塔とは
4-5-2-1 濡壁塔の特長
4-5-3 LED照射濡壁塔型培養槽の特長
4-5-4 培養槽のモデル
4-5-5 実際の濡壁塔をモデルに計算
4-5-6 培養槽解析結果
4-5-7 RW型培養槽との比較
5.大量培養プロセス
5-1 健康食品(クロレラ)
5-2 発電所のCCUS
5-2-1 RW型培養槽の実運転
5-2-2 RW型培養槽の実運転と計算値の比較
5-2-3 培養試験結果
5-2-3-1 エリート株と野生株の培養期間
5-2-3-2 エリート株と野生株の光合成曲線
5-2-4 ベルト式脱水機による脱水試験
5-2-5 RW型培養槽FS(Feasibility Study)
5-2-6 再生可能エネルギー安定利用システム
5-3 持続可能な航空燃料
5-3-1 ASTM D7566で認証されたSAF(7種類)
5-3-2 微細藻SAF製造
【質疑応答】
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<14:00~16:00>
2.微生物によるカーボンリサイクルの現状と今後の展望
京都大学 大竹 研一 氏
【講演ポイント】
脱炭素社会では二酸化炭素が資源であり、二酸化炭素から石油代替物質を生産することになる。しかし、二酸化炭素は安定な分子であるため、固定化にはエネルギーが必要である。当然、化石燃料由来のエネルギーを利用できないため、自然エネルギーや再生可能エネルギーを用いることになるが、より省エネで持続可能なシステムが必要である。
微生物は長い進化の中で高効率且つ低環境負荷バイオシステムを開発しており、学ぶべき点は多い。我々は、二酸化炭素固定菌や藻類の改善に取り組み、Air-to-Chemicalsの実用化を目指している。
本講演では、微生物によるカーボンリサイクルの概要、生化学的原理、我々取り組みと海外の研究動向から展望まで紹介したい。
【得られる知識】
微生物によるカーボンリサイクルの概要、生化学、現状と展望
【プログラム】
1. 概要
1-1 二酸化炭素の固定化
1-2 微生物によるカーボンリサイクル
1-3 その他のカーボンリサイクル
2. 微生物による二酸化炭素固定の生化学
2-1 光合成生物による二酸化炭素固定
2-2 非光合成生物による二酸化炭素固定
3. 現状と展望
3-1 光合成生物の培養と生産物
3-2 光合成生物利用の課題
3-3 非光合成生物の培養と生産物
3-4 非光合成生物利用の課題
3-5 微生物によるカーボンリサイクルが築く脱石油社会
【質疑応答】
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