イベント名 | 低環境負荷接着剤、易解体性接着のトレンドと注目度の高い接着剤の開発 |
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開催期間 |
2025年06月20日(金)
10:30~16:30 |
会場名 | ZOOMを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません |
会場の住所 | 東京都 |
お申し込み期限日 | 2025年06月19日(木)15時 |
お申し込み |
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<セミナー No.506414>
【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません
低環境負荷接着剤、易解体性接着のトレンドと
注目度の高い接着剤の開発
★環境負荷低減を想定した接着剤への要求特性とそのポイントとは
■ 講師
エーピーエス リサーチ 代表 若林 一民 氏
■聴講料 :
1名につき55,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
詳しくはお問い合わせください〕
※定員になり次第、お申込みは締切となります。
■ プログラム
【講演ポイント】
接着・接着剤の業界に限らず、あらゆる産業分野で、環境保全、環境改善への対応は3R(Reduce=削減、Reuse=再使用、Recycle=リサイクル)で対応される。 接着・接着剤におけるReduceとは接着剤の組成材料として環境負荷物質を使用しない、或いは、環境負荷物質使用量の削減を意味しており、有機溶剤の使用削減が積極的に行われている。
接着剤のReuse、Recycleは、固化及び硬化過程を考慮すれば、対応無理の判断をせざるを得ない。 しかし、必要なときに、被着材を壊すことなく接着接合部を剥がせれば、被着材のReuse、Recycleは可能になる。此処に易解体性接着剤の存在価値が生まれる。
そして近年注目度の高い接着剤が二つある。① UV・VUV硬化接着剤及び ② 反応性ホットメルト接着剤である。どちらの接着剤も環境対応機能及び短時間接着機能を考慮した接着剤である。どちらの接着剤も実用を考えるならば、使用を検討したい接着剤である。
【プログラム】
1.環境に優しい接着剤
1.1 接着・接着剤の環境対応は3Rで
1.2 接着剤の係わる法規制の種類
1.3 建築基準法(シックハウス症候群に対応する法律)への対応
1.4 住宅の居室に係わる政令、告示の概要(厚生労働省からの指針14物質)
1.5 放散ホルムアルデヒドに関する日本接着剤工業会の認定制度
1.6 建材からのホルムアルデヒドの測定方法
1.7 放散ホルムアルデヒドの基準値(日本接着剤工業会の認定基準)
1.8 接着剤中のホルムアルデヒド
1.9 4VOCの自主管理制度(日本接着剤工業会)
1.10 建材・接着剤から放散されるVOC放散量の基準値
1.11 日本接着剤工業会へ4VOCの登録申請可能な接着剤
1.12 4VOCを使用しないエラストマー溶剤形接着剤(Ex.クロロプレンゴム接着剤)
1.13 クロロプレンゴムの溶解度図
1.14 鉛に関する法令(RoHS指令)
1.15 鉛に関する指令と共晶ハンダ代替導電性接着剤
1.16 鉛はんだ代替導電性接着剤の基本特性
1.17 導電性接着剤の配合指針
2.易解体性接着・接着剤のトレンド
2.1 易解体性接着・接着剤の開発コンセプト
2.2 解体性接着剤を適用可能な分野
2.3 解体性接着剤用樹脂の理想的な弾性率変化
2.4 解体性接着技術の技術開発動向
2.4.1 エチレン系アイオノマー
2.4.2 熱溶融エポキシ樹脂の硬化・溶融メカニズム
2.4.3 熱膨張性マイクロカプセル混入接着剤
2.4.4 熱膨張性マイクロカプセルを利用した解体性接着剤
2.4.5 高耐熱解体性接着剤
2.4.6 高周波加熱による接着の解体
2.4.7 電磁誘導加熱による接着の解体
2.4.8 マイクロ波加熱による接着の解体
2.4.9 通電剥離接着剤(エレクトリリース)
2.4.10 靴の循環形リサイクルシステムと解体
2.4.11 製靴用解体性接着剤の開発
2.4.12 解体性接着剤一覧(粘着テープを含む)
3.近年注目度の高い接着技術・接着剤(環境対応と短時間接着による生産性向上)
3.1 UV・VUV硬化接着剤の進歩と応用
3.1.1 UV・VUV硬化接着剤とは
3.1.2 光重合開始剤の役目(ラジカル重合)
3.1.3 光重合開始剤の選択基準
3.1.4 光重合開始剤の役目(ラジカル重合)
3.1.5 UV・VUV硬化形アクリル系接着剤の長所、短所
3.1.6 ラジカル重合タイプとカチオン重合タイプの比較
3.1.7 UV・VUV照射装置と特性
3.1.8 UV・VUV硬化形接着剤の組成と材料
3.1.9 UV硬化樹脂の組成(ラジカル重合タイプ、カチオン重合タイプ)
3.1.10 UV硬化ラジカル重合性オリゴマー
3.1.11 UV硬化カチオン重合性オリゴマー
3.1.12 エポキシ樹脂+オキセタン樹脂(POX)による各種プラスチックへの接着性改良
3.1.13 UV硬化接着剤の適用事例
3.2 ホットメルト接着剤の進歩と応用(反応性ホットメルト接着剤を含む)
3.2.1 ホットメルト接着剤」とは
3.2.2 ホットメルト接着剤の位置づけ
3.2.3 ホットメルト接着剤の利点、欠点
3.2.4 ホットメルト接着剤の種類(主成分と形状)
3.2.5 ホットメルト接着剤の種類、エチレン系共重合樹脂、非晶性オレフィン系(1)
3.2.6 ホットメルト接着剤の種類、熱可塑性エラストマー系(2)
3.2.7 ホットメルト接着剤の種類、ポリアミド系(3)
3.2.8 ホットメルト接着剤の種類、飽和ポリエステル系(4)
3.2.8 反応性ホットメルト接着剤の種類
3.2.9 反応性ホットメルト接着剤の硬化機構
3.2.10 反応性ホットメルト接着剤の溶融方式
3.2.11 反応性ホットメルト接着剤の溶融方式
3.2.12 フィルム状ホットメルト接着剤の種類
3.2.13 フィルム状ホットメルト接着剤の構成成分による分類
3.2.14 フィルム状ホットメルト接着剤の形状と施工技術
3.2.15 ホットメルト接着剤の性能比較
3.2.16 ホットメルト接着剤の品質規格
3.2.17 ホットメルト接着剤用アプリケータの構成
3.2.18 ホットメルト接着剤の用途
3.2.19 反応性ホットメルト接着剤の自動車内装への適用
【質疑応答】
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