イベント名 | 電池セパレータの安全性・耐熱性向上とコーティング技術 |
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開催期間 |
2025年07月04日(金)
10:30~16:15 |
会場名 | ZOOMを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません |
会場の住所 | オンライン |
お申し込み期限日 | 2025年07月03日(木)15時 |
お申し込み |
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<セミナー No.507421>
電池セパレータの安全性・耐熱性向上とコーティング技術
★ 性能、安全性からのセパレータの要求特性は? 安全設計に向けた動向を詳解!
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■講師
1.(国研)産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域 省エネルギー研究部門 エネルギー貯蔵システムグループ 齋藤 喜康 氏
2.温故・拓新バッテリーマテリアルズ(株) 代表取締役社長 山田 一博 氏
3. 帝人(株) コーポレート新事業本部 電池部材・メンブレン部門 電池部材事業部 部長 帝人グループ技術主幹 西川 聡 氏
■聴講料
1名につき60,500円(消費税込・資料付き)
1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税込)
大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくはお問い合わせください。
■Live配信セミナーの受講について
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・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
プログラムあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
【10:30-12:00】
1.リチウムイオン電池の安全設計に必要な電池発熱のメカニズムおよび評価法
(国研)産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域 省エネルギー研究部門 エネルギー貯蔵システムグループ 齋藤 喜康 氏
【講演概要】
リチウムイオン電池は今日ではモバイル機器用に広く普及しており、電気自動車や電力貯蔵システム等の大型用途でも使用され始めている高性能電池であるが、時折発火事故等が報道されることがあり、安全性については更なる性能向上が求められている。本講演では、リチウムイオン電池の熱問題について概説するとともに、リチウムイオン電池の安全設計に必要な、電池の発熱挙動の評価手法について紹介する。
1.リチウムイオン電池の熱問題
2.昇温時の発熱挙動と熱分析による評価
3.充放電時の発熱挙動と熱測定による評価
4.過充電時の発熱挙動評価
【質疑応答】
【13:00-14:30】
2.リチウムイオン電池セパレータへの要求性能・安全性及び微多孔膜基材開発の現状と動向
温故・拓新バッテリーマテリアルズ(株) 代表取締役社長 山田 一博 氏
【講演概要】
Liイオン電池(LIB)は1991年世界で初めて商業化され、そのセパレータとしてポリエチレン(PE)湿式微多孔膜(東燃化学)が採用された。現在でも基材としてPE等のポリオレフィン(PO)の微多孔膜は高エネルギー密度・高容量LIBでは主流である。 セパレータはLIBの高安全・高信頼・高性能を支える材料の一つであり、セパレータ物性との関係は複雑である。LIBからの要求の現状、それを達成する為のLIB用セパレータ基材の原料、プロセス、物性に対して、開発経緯及び採用された理由を含め基礎から、現状、課題及び今後の展望について概要を説明する。
【受講対象】
LIBメーカ、その材料メーカ、それらの原料や製造装置メーカ、LIBを搭載するEV、定置蓄電(ESS)、スマートフォン、ノートパソコン等のメーカの研究・技術開発・市場調査に携わる方
【受講後、習得できること】
・LIB性能・安全性からのLIB用セパレータへの要求
・セパレータの物性と、LIBの性能・安全性との関係
・LIB用セパレータの標準化・規格化の動向とその背景の概要
・PO微多孔膜の製品・プロセス及び開発経緯・歴史(微多孔膜が選定された理由等)の概要
・PO微多孔膜の開発課題・動向と今後の展望、最近のトピックス(主に中国や新規市場)の概要
1.はじめに(LIB及びセパレータの市場動向)
2.セパレータの役割及びセパレータの物性・品位
3.LIB性能からのLIB用セパレータへの要求
4.LIB安全性からのLIB用セパレータへの要求
5.高分子多孔質材料及びLIB用セパレータの開発経緯・歴史
6.LIB用セパレータの標準化・規格化の動向とその背景
7.ポリオレフィン微多孔膜の種類・製法(多孔化)・原料・各工程
8.ポリオレフィン微多孔膜の開発課題・動向・展望及び最近のトピックス(中国市場、新規市場)
【質疑応答】
【14:45-16:15】
3.リチウムイオン電池セパレータのコーティングによる機能性向上およびコーティング機能層の評価方法
帝人(株) コーポレート新事業本部 電池部材・メンブレン部門 電池部材事業部 部長 帝人グループ技術主幹 西川 聡 氏
【講演概要】
1991年に商品化されたリチウムイオン電池のセパレータは商用化から現在に至るまでポリオレフィン微多孔膜が適用されているが、2000年に入ってコーティングによる機能化が実用化されて現在に至る。この技術的推移の背景からコーティングに求められたもの、そのコーティングセパレータの重要な特性と評価方法について本講座で概説する。セパレータの改善は電池技術との関連からなされているので、本講座ではセパレータという視点から電池技術の進歩を概説するが、電池全般の技術的知識を得るという観点でも有益と考える。
【受講対象】
リチウムイオン電池またはリチウムイオン電池部材開発に関わるセパレータに関心がある方
リチウムイオン電池業界に参入を考えられておりセパレータに関心がある方
【受講後、習得できること】
リチウムイオン電池セパレータ技術の基本から機能化の歴史的背景と特性評価に関する知識
1.電池と電池セパレータ
1.1 電池におけるセパレータの役割
1.2 リチウムイオン電池とセパレータ
2.リチウムイオン電池のセパレータ
2.1 コーティング基材としてのポリオレフィン微多孔膜の特性と評価方法
2.2 コーティングによる機能化の歴史的背景
2.3 耐熱コーティングとその特性評価
2.4 接着コーティングとその特性評価
3.今後のセパレータ開発動向
【質疑応答】
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